今の仕事で身についた専門性は、今の会社では役立つが、ほかでは活きないかもしれない。

このような考えから、これまでの経験に自信を持てず転職を躊躇してしまう方が多くいる一方、専門スキル以外の汎用性の高いスキルを手に入れるため、転職市場へ飛び出す方もいます。

2022年にレバレジーズへ転職した曽田さんは、前職で専門性だけが身についていく状況に危機感を覚え、転職を決意。汎用性の高いマネジメントスキルを身に着けて市場価値を高めたいという気持ちから、最速でチームを持てる環境を探しました。

今回のnoteは、BOXを通じて転職し、それから1年以上経過した曽田さんと、担当エージェントである工藤によるクロストークです。転職活動の結果、曽田さんはどんな環境を手にしたのかを聞きました。

若くしてマネジメント経験を積むために、転職を決意

——曽田さんの職務経歴としては、現職のレバレジーズが3社目ですよね。それ以前のキャリアについて教えてください。

曽田：1社目では営業職をしていて、前職である2社目では、IT領域の求職者を支援するリクルーターをしていました。異業種への転職でしたが、営業以外の仕事もやってみたい、自分ができる仕事の幅を広げたいという気持ちで転職しました。

——初めての転職活動の動機は、異なる職種への興味だったのですね。前職では約3年半勤められたと伺いましたが、そこから2度目の転職に踏み切ろうと思ったのはなぜでしょう。

曽田：前職は巨大な企業だったので分業体制が整っており、僕の仕事は基本的にリクルーティングのみ。自分が関われる業務の範囲が狭く、このまま専門性だけ高くなって大丈夫なのかなと、漠然とした不安がありました。

周りの先輩方を見ても出世のスピードが緩やかで、年次を重ねないとキャリアアップできないだろうなというのも感じていて。若くしてマネジメント経験を積みたいと思ったので、年齢関係なく挑戦できる環境に移りたいと考えるようになったのが、前職に入社して2年経ったころだったと思います。

工藤：大手企業にいる方からは「自分が理想とする成長スピードと今の環境が合わない」というお悩みをよく聞きます。もっと早く成長したいのにもどかしい、今よりも裁量が大きい会社で働きたい。BOXを利用されるのは、そんな成長意欲が強い方が多いですね。

希望条件と照らし合わせ、選考に進みながら比較検討

——マネジメント経験を積みたいということでしたが、どんな業界で働きたいと考えましたか。

曽田：そこまで明確には決めていなくて、前々職の経験を活かして営業職からマネジメント職を目指せる環境も良いし、前職ではリクルーターをしていたことからHR領域で働きたい気持ちもありました。

ただ、IT領域×◯◯領域という形で成長しているベンチャー企業やスタートアップで働きたいという気持ちは、明確にありました。分業体制がまだ整っておらず、若くして裁量が大きい仕事ができる環境と言ったら、ベンチャー企業やスタートアップだろうなと思ったんです。

情報収集を自分で始めつつ、転職エージェントにもいくつか登録していて。すると、「ベンチャー・スタートアップへ転職したい方を中心に支援しています」というメッセージが工藤さんから届いたんですよね。自分の希望とマッチしていたので、このエージェントさんの話を聞いてみようと思って返信しました。

工藤：最初はオンラインで話しましたよね、すごく覚えています。今となってはプライベートで飲みに行く仲ですが、そのころは緊張感がありましたよね。

曽田：初回はビデオの不具合だったのか、工藤さんの顔が見えなかった（笑）。声しか聞こえなかったですが、丁寧にヒアリングしてくれるんだなというのが第一印象でした。

——どんな話をしたか覚えていますか。

工藤：最初のころは、「曽田さんは今までお仕事を頑張れた理由ってなんだと思いますか」って話をしたり、先ほど話してくださった転職動機などを聞いたりしました。「今よりも年収を上げたい」とも言っていましたよね。

曽田：そうですね。理由はシンプルで、生活をより豊かにしたかった。前職は等級ごとに年収が決まっていて上がる幅が狭く、長期で活躍したいと思うモチベーションにはならなかったんです。

工藤：曽田さんからさまざまな希望をお聞きした上で、HR領域のベンチャー企業を中心にご提案し、その中から複数社応募してもらいました。ただ当時を振り返ると書類選考の段階では、曽田さん自身が「ここだ！」と思える本命の企業が定まっていなかったようで。選考に進みながら比較検討されている様子でした。

曽田：良いなと思う企業を見つけられたのは、面接を受けて中の人に会ってからでしたね。それがレバレジーズでした。レバレジーズは、HR領域の課題をITの力で解決するベンチャー企業。さらに面接を担当してくれた方の中に、入社半年でチームを持てるポジションになれたという話を聞いて、自分が思い描いていた転職が実現しそうだと思いました。

アドリブで言語化するのが苦手だった

——各社の選考が進むにつれて、大変だったことはありましたか。

曽田：正直なところ、他のエージェントに紹介された企業は面接があまりうまく行かなくて……。アドリブで言語化するのが得意じゃなくて、面接で想定していない角度から質問されると良い回答がぱっと浮かばなかったんですよね。

工藤：面接に苦手意識があったようなので、面接対策にはかなり力を入れましたよね。

たとえば、仮想質問に対して曽田さんが感覚的に回答してしまうことがあれば、「なんでそう思うか」を繰り返して、ひたすら説得力を上げる練習をしました。また、何度も練習してしまうと、練習相手である私が言外のことを察してしまって、考えていることの深掘りにつながらない可能性があると思ったので、私以外のBOXのエージェントも巻き込んで面接対策を続けました。

曽田：第三者の方が入ることで背筋が伸びて、本番さながらの緊張感で練習できるんですよね。工藤さんとはまた違ったフィードバックもいただいて、それを踏まえて面接に臨みました。BOXの皆さんと事前準備を進められたことで、何社か内定をいただき、その中から現職であるレバレジーズを選ぶことができました。

入社1年でスピード出世。前向きな気持ちで仕事に取り組める環境を手に

——2022年にレバレジーズへ入社し、現在はどんな仕事をしていますか。

曽田：いくつか仕事を兼任していて、メインの役割はtoC営業チームのユニットリーダー。ほかには、CA（キャリアアドバイザー）としてフリーランスの方と企業をマッチングするサポートを行ったり、toB営業を行ったりしています。

——入社されて1年でリーダーに昇格されたと伺いました。転職前に想像できていましたか。

曽田：想像はしていました。プレイヤーとして結果を出さなきゃリーダーを任せてもらえないと思い、レバレジーズへ転職してからは数字にこだわりました。

レバレジーズに転職する人は比較的業界未経験の方が多かったのに対し、自分には営業やリクルーターとして働いた経験がありました。独り立ちするまでのスピードがほかの人よりも早く、スムーズに新しい環境に適応できたこともあり、1年で支店3拠点における営業成績1位を3度獲得できたんです。それによって社内での認知度が上がり、リーダーを任せてもらえました。

ただ、なるべく早くリーダーになるのを想像していた一方で、「仕事が楽しい」と思えるようになることは想像していませんでした。結果を出したことで周りから承認されるので仕事が楽しくなり、個人としてもチームとしても結果を残したいという気持ちが強くなっています。

一時期はパートナーより連絡していたかも？

——今回の転職活動を通じて、ご自身の未来はどんな風に変わったと思いますか。

曽田：明るくなっていると思います。活気のある職場で周りのメンバーからエネルギーを貰えますし、僕も頑張らないといけないと思えて、前向きな気持ちで仕事に取り組めています。

また、具体的なキャリアビジョンはまだ持てていませんが、引き続きマネジメントスキルを伸ばしていきたいので、今のポジションより上の、マネージャーを目指していきたいですね。今はピープルマネジメントを通じて自社に貢献していますが、事業課題を根本から解決するようなプロジェクトに参画できたら、楽しいだろうなと思っています。

——曽田さんを送り出したエージェントの立場としては、曽田さんの活躍を聞いていかがですか。

工藤：スピード出世されたのは想像以上のサプライズ。曽田さんは多趣味でお出かけすることが多いと聞いていて、リモートワークだった前職のころは、プライベートと仕事のバランスが気に入っているのだと思っていました。だから正直、こんなに仕事に熱中する方なんだなっていうのは、良い意味で驚きました。

私に限らず、BOXのエージェントは候補者の方がその後どういうキャリアを進んでいるか、プライベートを含め人生が好転しているのか、候補者の先の家族にもどんな変化があったのかなど、転職後の人生も追いたいと考えています。飲みの席でも聞いていましたが、改めて聞くと嬉しいですね。

——転職活動後でもお付き合いいただいているようで。

曽田：エージェントと候補者という関係性が終わっても、また会いたいと思えるような魅力ある人が多いってことですね。

——最後に、転職を検討されている方へメッセージをお願いいたします。

曽田：私は同時期に何社かのエージェントにお世話になっていましたが、どのエージェントよりもBOXはサポートが手厚かった。印象深いのは、レバレジーズの面接の前日、日曜日20時頃に面接対策をしてくれたことです。週末の夜遅くなのに対応してくれて、僕はありがたいけど大丈夫かなと思いました。

工藤：うちはフレックスタイムで、休むときはちゃんと休んでいるので、全然大丈夫なんですよ。

曽田：それでも、こんなタイミングで対応してくれるエージェントさん、普通いないなって。一時期は当時のパートナー以上に連絡を密に取るくらい電話してくれて、柔軟に対応してもらいました。

転職軸がはっきりされていない方でも、さまざまな選択肢を提案してもらえるので、成長意欲が高い人はハマるエージェントだと思います。

BOXは、あなたの理想の人生を考え、全力で転職支援を行います。

私たちBOXが大切にしているのは、転職エージェントと求職者という関係性ではなく、人と人で「パートナー」として転職をサポートすること。

あなたが納得感をもってキャリアを選択できるよう、私たちは全力で支援します。転職を検討している方、実現したい理想の将来がある方、キャリアに悩んでいる方は、ぜひ一度お話ししましょう。お手伝いできることがあるかもしれません。