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IT業界へのキャリアチェンジ。第一志望内定に導いたBOXの支援内容とは

未経験の業界や職種に転職する「キャリアチェンジ」。前職での経験やスキルを直接活かすことが難しいため、一般的に転職難易度は高いと言われています。

では、どのようにすればキャリアチェンジはできるのでしょうか。どのような選考/面接対策を行えばいいのでしょうか。

今回は、第一志望の企業に転職されキャリアチェンジを果たした山田さんにインタビュー。製造業系の専門商社からIT企業への転職を成功された山田さんは、どのように選考対策を進めてきたのか。BOX転職エージェントの石黒と行った「自己分析・言語化」と「面接対策」についてお聞きしました。


石黒 宏明(いしぐろ ひろあき):写真左
中央大学卒。新卒で大手人材会社に入社し、再就職支援事業に従事。大手クライアントに対する法人営業を担当。その際、キャリアにおける出口側の支援に携わる。会社都合で退職する方々を支援する中で、個人自律型のキャリアを歩む人が一人でも増えてほしいという思いから、成長産業への人材流動性を高めたいと考え、転職を決意。「スタートアップ〜メガベンチャーの支援」に強みを持ち、「目の前の人を幸せにし続ける」という理念を体現している人々に魅力を感じ、株式会社BOXに入社。グループの採用支援と人事、転職エージェント事業に携わる。

山田 歩実(やまだ あゆみ):写真右
新卒で製造業系の専門商社に入社。営業職2年間、企画職2年間を経験したのち、IT業界へのキャリアチェンジを目指し転職活動を開始。BOXを利用し、石黒と転職活動を進める。2ヶ月間の転職活動の末、株式会社SmartHRに入社。

IT業界へのキャリアチェンジを目指し始めた転職活動

——まず、山田さんが前職から転職しようと思った理由を教えてください

山田:IT業界に興味があったこと、自分のキャリアを広げたいと思ったことが大きな理由です。

前職の専門商社では、経営企画として社内のDX推進を担当していました。そこで、IT/デジタル技術がもっている可能性の大きさに惹かれつつ、自分の知識や経験不足を痛感して。新卒から4年間同じ会社で働いていたこともあり、一度このタイミングで外に出てITに関するノウハウやナレッジを得ることで、今後の自分のキャリアを広げたいと感じ、転職活動を始めました。

——BOXを利用されたきっかけは何でしたか?

山田:転職活動を始めるにあたって、エージェントさんや企業からスカウトしてもらえる転職サイトに登録していたんです。そこで何名かのエージェントさんからスカウトをいただいたのですが、BOXの石黒さんのメッセージが一番「ちゃんと私のことを見てくれそう」と感じたんですよね。私の経歴やプロフィールを読んで、真摯にメッセージを考えてくれたことが伝わる内容だったので、「この人にお願いしてみよう」と決めました。

——石黒さんは、山田さんにどのような印象をもちましたか?

石黒:「今より、もっと成長したいんです」と話されていたのが印象に残っていますね。ネガティブな要因で始める方も多い転職活動において、ポジティブな気持ちや成長欲求をもってスタートされているのがすごく魅力的でした。

大手企業の前職でも本当にいろんなチャレンジをしていて、その行動力や成長したいというマインドが素敵な強みだなと感じましたね。

——反対に、懸念や課題を感じたポイントはありましたか?

石黒:これまで経験を積まれてきた業界から離れて、別業界へのキャリアチェンジを目指されていたこと。山田さん自身の課題ではないですが、工夫は必要になると考えていました。

山田さんは前職でもすごく努力されていて成果も出していたのですが、「成果を出すために、どのように思考して、どう行動してきたか」といった点が言語化できていなかったんです。「当たり前のことを積み重ねてきただけです」という認識だった。

山田さんの謙虚さを感じて素晴らしいなとも思ったのですが、転職、とくに別業界へのキャリアチェンジを目指すうえでは「成果」と「成果を出すために行った工夫」をちゃんと言語化していく必要があって。山田さんの転職支援では「キャリアチェンジに特化した言語化と面接対策」を行っていきました。

過去の業務内容を整理し、工夫を抽象化。自分の強みを明らかにするプロセス

——お二人が行った選考対策の内容を教えてください。

山田:はじめは、自分がもっている価値観や強み・弱み、過去の経験とその工夫などの言語化を進めていきましたね。BOXさん独自の言語化フレームワークシートを埋めては石黒さんに見てもらって、どんどんブラッシュアップしていきました。

BOXで使用している「言語化フレームワークシート」の一部

石黒:最終的には、シートが25枚に及ぶ超大作になりましたよね。

山田:かなり時間をかけました。私が希望して、石黒さんに週2〜3回ほど面談してもらっていました。面談では、壁打ち相手になってもらい「この時、なんでこう行動したのですか?」「こう考えるようになった原体験はなんですか?」と質問してもらいました。

当時は、1人で言語化を進めようとしても難しかったんですよね。意識しても深掘りしきれずにいて。でも石黒さんと一緒に進めるときは、石黒さんから思考を深めるための問いをいただけたので、自分も気付いていなかった自分の原体験や価値観に触れることができました。自己理解を強制的に深められる時間だったと思います。

石黒:BOXは会社としてコーチング研修をうけるなど、「問い」のレベルを上げる努力をしています。その成果が出たようで嬉しいです。山田さんとは土曜日に2時間かけて、言語化合宿も行いましたね(笑)山田さんが行ってきた過去の業務内容を全部洗い出して、成果を出すために工夫した点をまとめました。前職での経験を抽象化し「強み」として言い換え、その強みを次の企業でどのように活かすかまで言語化していきました。

山田:あと、「業界に合わせた言葉で説明する」練習も役に立ちました。私がいた商社とIT企業では、前提となる知識も使われる言葉も異なっていて。そこに対する知見は全くなかったのですが、石黒さんにアドバイスや情報をもらうことで自然にインプットできたと思います。

石黒:キャリアチェンジのときに重要なのが「どのくらい、その業界で働く自分の姿をイメージできているか」だと考えています。山田さんにそのイメージを固めてもらうために、「転職先の業界に関する知識習得」と「過去の経験を転用するための言語化」を徹底的にサポートしました。

——企業ごとの面接対策などは行いましたか?

石黒:はい。とくに山田さんは第一志望の企業が決まっていたので、面接対策にかなり時間をかけました。

30〜60分という限られた面接時間で山田さんの魅力が伝わるように、面接時間や面接官を変えていろんなパターンの模擬面接をしたり。「第一志望の企業についてひたすら調べる会」と銘打って、一緒に会社説明の資料をみながら「この部署では、どういう業務が行われているんでしょうね」「将来的にどのような会社になろうとしていると思いますか」「このプロダクトを山田さんが売るとしたら、どうします?」などと話しながら、企業理解を深めていきました。

面接では、事前にセリフを用意したり、反対に全く考えていなかったりしたことは必ず見透かされます。そのため、BOXの面接対策では、セリフを用意することはありません。

ひたすらに転職者の方の企業理解と思考を深めるサポートを行い、どんな抽象度のどんな角度の質問でも、回答できる状態にします。その大前提になるのが、先に言った「言語化」で、BOXが転職者の方の言語化や自己分析を深くサポートする理由もここにあります。

面談準備がそのまま面接対策につながった

——2ヶ月の転職活動、週2〜3回の面談とかなり大変だったかと思いますが、振り返ってみていかがですか?

山田:それが楽しかったんですよ。どんどん自分のことが分かっていくのが嬉しくて。アハ体験みたいな楽しさがありました。

石黒さんとの壁打ち、会話のラリーも心地よくて。2ヶ月も転職活動を行っていると、さすがに精神は消耗するんですけど、上手くいかなかったときは石黒さんに相談して一緒に対策を考えるというサイクルがあったことで、あまり悩まなかったというか「次頑張ろう」と前を向きやすかったんですよね。

石黒:山田さんの熱量は本当にすごかったです。山田さんから「もっと、面談やりたいです」と言ってもらえたのでここまでの頻度で実施できましたし、面談に対する事前準備も入念でした。転職活動の終盤には、山田さんの自己理解はかなり深いレベルになっていましたね。

自分の強み・弱みをはっきりと理解され、内省の習慣がついたことで思考力も深まっていて。自己認識力が高まったことで、山田さんの魅力がよりくっきりと顕在化し、他人に伝わりやすくなったと感じています。

山田:私自身も成長を実感しています。それは、腹を割って話すことができた石黒さんとだったから、というのが大きいと考えていて。石黒さんは、私の言語化や面接準備が甘いときには「このままだと落ちると思います」などとストレートに言ってくれたので、私も「あ、ヤバい」と思えたんです。

石黒さんとの面談対策がそのまま面接対策につながっていて、面接は上手くいきました。面接官の方より石黒さんのほうが厳しかったかもしれません(笑)

山田:ほかのエージェントさんだと、どこか形式的でお客さんのように対応してくれることが多く、どうしても素を出すのは難しかったんです。でも、石黒さんは、転職者とエージェントという支援者⇔被支援者の関係ではなく、人と人として関係を築こうとしてくれていて、心から私を応援してくれていると感じていました。そんなふうに伴走してくれる石黒さんとだったから、ここまで頑張ることができたのだと思います。

ここまで上手くいっていいのかという結果を手に

——転職活動の最終的な結果を教えてください。

山田:第一志望の株式会社SmartHRに入社できました。入社して3ヶ月ほどたちましたが、ギャップもほとんど感じていません。石黒さんからリアルな情報を伝えてもらっていたり、事前の準備で調べ尽くしていたりしたからこそ、良い意味でギャップがないのだろうなと考えています。

周囲の人や環境に恵まれて、のびのびと自分らしく働くことができていて、日々成長を実感しています。本当に楽しいです。

石黒:山田さんが入社されてから、SmartHRのオフィスに何回か訪問させてもらっているのですが、楽しそうに働いている山田さんの姿を見るたびに良かったと思っています。

また、聞くところによると、山田さんは入社後すぐとんでもない活躍をされているみたいで。SmartHRのみなさんから「山田さんをご紹介いただき、本当にありがとうございます!」と言われたときは、本当に嬉しかったですね。

——最後に、転職活動を終えられて、感じていることを教えてください

山田:こんなに上手くいってしまっていいのかと思うくらいの結果を手にすることができたことが、信じられないし本当に幸せです。

転職活動という人生の転機のときに、石黒さんに伴走いただけたことがラッキーだったなと思います。転職活動中、私のなかでは「石黒さんにいい結果を伝えたい」というのも頑張れる理由の一つでした。

挑戦したくて始めた転職活動でしたが、やっぱり最初は怖かったんです。いい結果が保証されているわけではないから、正直なところネガティブな気持ちもありました。でも最終的には、希望どおりの会社に就職できて、石黒さんとも会えた。転職を決意して良かったなと思います。本当にありがとうございます。

石黒:僕も山田さんとの作戦会議や面接対策が楽しかったです。無事、第一志望に内定されて現在とてつもない勢いで活躍されていて、さらに「入社してよかった」と山田さんからお伝えいただき、この仕事をやっていてよかったなと本当に思っています。

山田さんにはこれからも活躍し続けていてほしいし、負けないよう自分も頑張っていきます。一緒に、社会人人生頑張っていきましょう!

BOXは、あなたの理想の人生を考え、全力で転職支援を行います。

私たちBOXが大切にしているのは、転職エージェントと求職者という関係性ではなく、人と人で「パートナー」として転職をサポートすること。

あなたが納得感をもってキャリアを選択できるよう、私たちは全力で支援します。転職を検討している方、実現したい理想の将来がある方、キャリアに悩んでいる方は、ぜひ一度お話しましょう。お手伝いできることがあるかもしれません。


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