転職エージェントは使わないほうがいいってホント?プロのエージェントがフラットな目線で考えてみた!
「自分では辿り着けない情報を得られた」
「不安が払拭され、転職に挑む勇気をもらえた」
「ひとりだったら転職活動を成功させられなかった」
転職エージェントとして日々仕事をしていると、求職者の方からこのような嬉しい感想をいただくことがあります。
一方で、転職エージェントに対してこのようにネガティブなイメージを持たれ、サービスの利用を避けられることもあります。
「自分のペースで転職活動ができない」
「興味のない業界や企業を強く推される」
「エージェントとのやりとりが多い」
今回の記事では、これら3つのイメージが誤解なのか真実なのかを、エージェントの立場から解説。また、転職エージェントサービスを使わないことによる、デメリットなどをご紹介します。
「転職エージェントを使わない方がいい理由」のウソ・ホント
まずは、巷で言われている転職エージェントの悪評について、その真偽を確かめていきます。
「自分のペースで転職活動ができない」は△
自分のペースで転職活動ができるのか。これは、働きながら転職活動をしたいと考えている人が、転職エージェント利用前に不安に感じるポイントだと思います。
確かに、ご自身の仕事と並行して転職先を探すため、忙しい中でエージェントからメッセージや電話などがあると、急かされていると感じるかもしれません。
企業によっては、転職期間を短く設定し、短期間で転職してもらおうと急ぐエージェントがいるのも事実です。もしあなたが「早く別の環境で働く」ことをゴールに置いているのであれば、そのエージェントはあなたにマッチしています。
ただし、「ゆっくりと確実に転職先を見つけたい」「そもそも転職活動をすべきか分からないので、納得できる選択肢を見つけたい」と考えている人もいるはず。そのゴールを尊重するエージェントも、業界には一定数存在しています。
転職エージェントを利用して、自分のペースが乱されていると感じるのであれば、担当のエージェントに進め方を相談するか、別のサービスを検討するのも良いかもしれません。
「興味のない業界や企業を紹介される」は△
白黒ハッキリさせることはできませんが、「転職エージェントによっては、興味のない業界や企業を紹介されることもある」というのが回答です。
前提として、転職エージェントは、求職者の方からサービス代金をもらうことはありません。完全無料で、求職者に転職活動に関するアドバイスをしたり企業を紹介したりする一方、求職者の入社が決まった暁には、紹介先の企業から採用者の年収×◯◯%の報酬を得ます。これが転職エージェントサービスの、一般的なビジネスモデルです。
そして世の中には、求職者や紹介先企業の満足度よりも、自社の利益を優先する転職エージェントが存在しています。もしご自身が働きたい環境や希望条件とは合わないのに、確固たる理由もなく転職先を勧められたら、エージェントファーストで転職活動が進んでいる可能性があります。
しかしながら、求職者との面談の時間を十分に確保し、求職者の価値観や思考性を把握した上で求人情報を渡すエージェントもいます。なぜあなたに、この企業を紹介したのか。あなたにとっても、紹介先の企業にとっても良い縁であると、納得感のある話をするエージェントであれば信頼して良いでしょう。
▼BOXが求職者が希望していなかった職種を紹介し、転職に至った事例
「エージェントとのやりとりが多い」はホント
転職エージェントとのやりとりが多いのは真実です。おそらく、ほとんどのエージェントが、メールやチャット、面談などを頻繁に行うはずです。
特に中規模の転職エージェントの場合、大手よりも求職者一人ひとり丁寧にケアする傾向があるため、やりとりが多いと感じてしまうかもしれません。ただし、これを転職エージェントサービスを利用するデメリット、と捉えるのは誤解です。
ここで、転職エージェントサービスを利用するかどうかは置いておき、エージェント視点で「転職活動を成功させるために必要なこと」を簡単に整理してみました。
もし誰の力も借りずに転職する場合、これらすべてを自分の力で取り組まなければなりません。しかし、「転職エージェントとのコミュニケーション」をこのリストに追加するだけで、準備や調整などをエージェントと一緒に行うことができ、転職活動に割く時間を削減できます。
また、エージェントが面談を頻繁に行う理由は、求職者の理解を深めたり、求職者自身の思考の整理を手伝ったりするためです。
「デスクに向き合って自己分析や企業分析をするのが苦手」「だれかと喋りながら考えをまとめたい」という人は、転職エージェントサービスを利用すべきでしょう。
転職エージェントを使わないことのデメリット
続いて、転職エージェントを使わないことで、どんな可能性を失っているのかをご紹介します。
企業の非公開情報を得られない
まず、ご自身で企業分析をする際、基本的にインターネットや求人情報誌などに掲載されている情報にしかアクセスできません。
公開されていない情報の例として、非公開求人があります。事業戦略に直結する重要な役職であるなどの理由で内々に募集しており、特定の転職エージェントにしか情報が共有されていないケースがあるのです。
実はその非公開求人が、あなたが求めている、もしくは希望以上のポジションである可能性も。求職者の味方であり、企業の採用活動のパートナーでもある転職エージェントであれば、思わぬ情報を持っているかもしれません。
ひとりで粛々と転職活動をするため、相談相手がいない
前章で紹介したように、仮に転職活動をひとりで成功させるためには、これらを完遂させなければなりません。
ひとりで頑張ることの最大のデメリットは、選考に落ちた場合リカバリーが難しい点です。親切な企業であればフィードバックがあるかもしれませんが、基本的には定型のお祈り文が届きます。
書類のブラッシュアップが必要なのか、面接で何が良くなかったのか。どこを直したら良いのか、そもそもそれは直せることなのか、ひとりだと分からなくなってしまう。
身近に相談できる相手がいなければ、転職活動のプロであるエージェントに相談することをオススメします。
企業との直接のやりとりが、自分の就業時間と重なる
現職を続けたまま転職活動をする際に難しいのが、選考を受けている企業に対する就業中の対応です。
企業によってはいきなり電話が飛んでくることもあり、仕事が終わってから折り返そうと思ったら、今度は相手の就業時間が終わっていることも。こうしたすれ違いによって、ご自身の印象が悪くなる恐れもあります。
もし、転職エージェントを利用すれば、自分の代わりに連絡したり、要件をまとめてメールで送ったり、企業と求職者の間に入ってサポートをしてくれます。
現職で柔軟に動けない、忙しくて転職活動に多くの時間を割けない方に、転職エージェントというサービスはぴったりです。
まとめ
今回は、転職エージェントサービスを使うか・使わないかという論点で進めました。
結論としては、サービスによって、求人情報の量・質、担当者の接し方、サポート範囲など多種多様です。もし転職エージェントサービスを利用されるなら、信頼できそうなエージェントを探してみてください。
今後も、当アカウントでは転職に関するノウハウを公開していきますので、よろしければフォローやブックマークなどをよろしくお願いいたします。
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私たちBOXが大切にしているのは、転職エージェントと求職者という関係性ではなく、人と人で「パートナー」として転職をサポートすること。
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