“福岡で働くならSmartHR”が本当なのか、転職エージェントBOXが深掘りしてみた。
スピード感のあるキャリアアップを実現したい。スタートアップ企業やスケールアップ企業で働きたい——。そう考えたとき、真っ先に思い浮かぶ選択肢は「東京で働く」なのではないでしょうか。しかしBOX先の中には、地方拠点を持ちながらスケールアップし、東京本社と変わらぬスピード感でキャリアアップを実現できる企業も多くあります。その代表ともいえるのが、SmartHRです。
今回はBOX福岡拠点長の平岡が、SmartHR福岡拠点で働く3名にインタビュー。「地方拠点にいてもスピード感を持った成長が実現できるって本当?」「とはいえ、東京とまったく同じ経験はできないんですよね?」そんな、候補者さんからも多く寄せられる質問を投げかけてきました。
“ど真ん中のCS”で深いスキルを身に着けたい。SmartHRへの入社理由
——普段からコミュニケーションを取っていますが、皆さんのキャリアについて詳細に聞く機会はなかったですよね。改めて、皆さんがSmartHRに入るまでのことを教えていただけますか?
宮下:私は、食品メーカーで営業職を経験したのち、2社目から4社目の今に至るまで一貫してCSを担当しています。SmartHRに入社したのは、かつての上司から「SmartHRで九州支社を立ち上げるから、一緒にやらない?」と声をかけていただいたのがきっかけでした。
食品業界での仕事も楽しく、今でもその業界に貢献したい気持ちはあります。ただ、食品業界は業界全体として大きな利益を生み出すことが難しく、一度食品業界を離れ、ITなどの伸びしろのある産業でスキルを付けたほうが、今後のキャリアにつながると考えました。
誘ってくれた上司や面接担当者と話をする中で、エンタープライズ企業に向き合い伴走し続けるSmartHRのCSは“ど真ん中のCS業”を経験できる場だと感じました。30代は“ど真ん中のCS”で深いスキルを身につけたい。そんな思いから、SmartHRへの入社を決めました。
上村:新卒入社した総合人材サービス企業に営業職として従事した後、官公庁向けのBPO事業(給与計算や社会保険料、年末調整など)に携わりました。人事労務に関する業務に触れたのはそのときでした。
1社目でさまざまな経験をさせてもらったのち転職し、2社目ではBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)を行う会社でプロジェクトマネジメントを担当しました。フルスクラッチのシステム開発も行う会社で、お客様のニーズにスピード感を持って応える仕事にやりがいは感じていたものの、長期的に働くのは難しそうだと感じ、転職を決意。これまでの自身の経験を踏まえて「人事労務 × IT」というキーワードで会社を探していたときに、たまたま見つけたのがSmartHRでした。
最初に会社資料を見たときに、会社全体のオープンさに衝撃を受けました。また、「SmartHR」という名前は当時から見聞きしたことがあり十分浸透してきているのだろうと思っていたのですが、CEOからの「まだまだやるべきことはたくさんある」というコメントも載っていて。外からは安定した会社に見えていても、チャレンジできる環境もあるのだと思い、魅力を感じたのを覚えています。
“プロジェクトマネジメント能力”が求められるのがSmartHRのCSの独自性
——現在のおふたりの業務内容について教えてください。
宮下:私たちは、エンタープライズ事業本部 カスタマーサクセス本部に所属し、お客様のSmartHR導入がスムーズになるよう支援しています。導入直後からお客様だけで進捗管理、体制構築、課題管理などを行うのは容易ではありません。そこで、お客様との関係を築きながら導入後も断続的に支援を行い、さらなる活用を促進していくのが私たちの仕事です。
また、中長期視点で、どのようなプランニングをすることでお客様が組織の課題を解決できるかにも向き合っています。
——宮下さんはSmartHRに入社する前からCS職の経験を積んでいましたよね。これまでのお仕事とSmartHRのお仕事の間に親和性はありますか?
宮下:顧客志向性(顧客の求めていることを正確に把握し、満足度を高めることで利益を得ようとする考え)はどの企業のCS組織でも共通して求められているように思います。逆に今までのCSと比較してギャップがあったところを伝えると、プロジェクトマネジメントの観点を持ってお客様を伴走する必要がある点でしょうか。
——「プロジェクトマネジメントの観点」というと?
宮下:一口に「CS」と言っても、具体的な要件まで聞いて形を作って納品するタイプ、やりたいことの概念をもらって伴走しながら一緒に作るタイプ、不明点の解消に特化して行うコールセンターのようなタイプ…と、企業によってパターンはさまざまです。これまで私が所属していた企業は、ひとつめの「具体を聞いて納品する」でしたが、SmartHRは、概念を理解した上で伴走するタイプなんですよね。
たとえば、入社に関する手続きをSmartHRを介して行いたいというニーズがあったとします。入社時のオペレーションは会社によって異なるため、ただこちらが用意した手順で使ってもらうだけでは対応できず、会社の既存のオペレーションや組織に合わせてツール側を設計する必要があります。
どんなオペレーションにするとスムーズに回るのか。どんな準備が必要なのか。その準備は誰がどのように進めていくのか、それらを一緒に考えていくのが、SmartHRのCSの特徴だと思っています。
——やはり、過去にCSの経験がある方が良いのでしょうか?
上村:もちろんあるに越したことは無いと思いますが、私自身はCS経験は全くなかったので、なくても大丈夫だと思っています。一方、それまでのご自身の経験を生かしたキャッチアップとアンラーニングは必要になるかなと。
僕は前職で人事労務の経験、システム開発のプロジェクトマネジメントに関わっていました。そこに、SmartHRのお客さんのニーズをくみ取り、ツール導入のプロジェクトマネジメントの力をつけたことで十分にキャッチアップできたように思います。
もしもこれまでにセールス経験や、エンタープライズ企業との顧客折衝経験、導入後のカスタマーフォローによる継続率・定着率アップなどの経験があれば、SmartHRのCSでも活躍いただけるのではないでしょうか。
異動の初事例が九州から生まれるケースも。SmartHR九州支社で得られるキャリアの広がり
——ここからは、入社後のキャリアについて聞いていきたいと思います。黒川さんは、九州にいながら東京メンバー約70名のマネジメントをされていると伺いました。九州にいながら幅広いマネジメントやスピード感のあるキャリアアップを経験されていると思いますが、もともとそのようなWillをお持ちだったのですか?
黒川:そうですね。2019年の入社当初から「いろんな経験をするためにSmartHRに入社したい!」と思っていて、実際に2020年に10月に福岡へUターンし、九州支社長として支店の立ち上げを行いました。2022年にセールスマネージャーとなり、現在はSMBセールス組織(東京 / 関西 / 九州)を管掌とさまざまな経験をしてきました。
ただ、こういうキャリアを当時から思い描いていたかというとまったくそんなことはありません。そのときそのときで求められている以上のアウトプットを心がけていたら、気づけばこのキャリアを歩んでいた…という感じでしょうか。
でも、自分の努力だけでこのポジションに来られたわけではなく、やはり会社の成長あってこそだと思っています。会社が成長しなければ新しい役割は生まれませんし、これまでの概念にとらわれない新しい働き方を模索しようという動きも、会社の成長が成長し続けていて、それ合わせて常に最適な組織であることが求められるからだと思っています。僕が特殊なキャリアなわけではなく、他のマネージャーも関西支社にいたりするので、SmartHRにはエリアに閉ざされずにキャリアを作っていける土壌があるように思いますね。
——宮下さんは、SmartHRに入社してどのようなキャリアの広がりがありましたか?
宮下:社外、社内どちらに対しても広がりが生まれたと思っています。SmartHRはいわゆるホリゾンタルSaaS。その中でも難易度の高い難しいシステムを取り扱っているので、外に出て次のキャリアを築きたいと思ったとき、どんなサービスのCSにもスキルを生かせるように思います。
また、エンタープライズのCSは圧倒的な顧客折衝力が身につく職種です。まだまだ事例は多くはありませんが、CSからセールス職へ、カスタマーサポートへ、PMM(プロダクトマーケティングマネージャー)へ…と、次のキャリアとしてはさまざまな可能性があるのではないでしょうか。
上村:社内でのキャリアの広がりについては、本当にそうだと思いますね。私自身、SmartHRに入社して初めてCSという職種にチャレンジし、今よりも規模の小さなお客様を担当していました。それからエンプラ企業にチャレンジさせてもらい、来月からはアカウントサクセスと呼ばれる新設部署に異動することが決まっています。アカウントサクセスでは経営層に向けたアプローチを行うため、これまで以上にお客様の深い課題に携われる。そんな風に、結果を出した上で自身が希望すれば、新たなキャリアの機会をもらえるんですよね。
——なるほど。SmartHRは、東京と支店とで大きな差分なく、同じようなパワーで事業が進んでいっている印象です。実際はいかがでしょうか?
黒川:成果さえ出せばチャンスはどこにでも転がっていて、エリアを問わず理想のキャリアを追求できるのがSmartHRだと思っています。実際に、上村さんや宮下さんのように視点でキャリアを進める人が増え始めているので、実力主義の良い会社だなと思いますね。
一方、やはり事業推進の中核を担うのが東京本社であることは間違いありません。支社にいながら東京のメンバーをマネジメントする難易度も高い。だからこそ、私たちは“支社”のハンデを上回るだけの気概や努力が必要で、支社だからこそそれらが自然と身につく側面もあるように思っています。
宮下:今は黒川さんが“支社でもキャリアを作れる”を体現するための先頭を走っていますが、第二・第三の柱を作り続けなければと思っています。「九州にいるから九州のマネージャーを任せよう」ではなく、「この人は優秀だから東京のマネジメントも大阪のマネジメントも任せられる」、そういう理由で抜擢されたいですし、それが実現できると証明しないといけないと思っています。
エリアを深く知ったうえで九州での市場開拓に携われる。SmartHR九州支社で働く魅力
——今、SmartHRの九州支社に飛び込む理由は?
黒川:成熟企業に見られることも多いSmartHRですが、まだまだ成長途中。九州のお客さんのシェアを大きく取れているかと言われるとそんなこともなく、今から活用支援を推進する余地は大いにあります。やりがいをもって働いていただける環境だと思っています。
また、九州支社の特徴のひとつに、メンバーの距離が近いことが挙げられます。プライベートに無遠慮に踏み込んでいくわけではありませんが、横の連携が強く、チームで仕事をするのが好きな人が多い。横の連携を生かして他部署と経験・知見をシェアする機会も多いので、成長も早いんですよね。
上村:黒川さんの言うとおり、まだまだ成長できる多くのチャンスがあると思っています。1年前と比べると、労務領域についての認知は取れてきているように思います。一方タレントマネジメントの部分は温度感が上がってきたところで、今後導入が加速していく領域だと感じています。九州でのスピード感を持った市場開拓に携われるのは、良い経験になるのではと思っています。
宮下:地方だからこそ出せるレバレッジみたいなものもあると思うんですよね。九州に住んでいると、どのスーパーがどれくらいの規模間で住民の間に浸透しているか、というのが肌感としてわかってくる。九州のある企業に行くときに、この企業の事例が載っていたらスムーズに進みやすいだろうというのもなんとなくわかってくるんですよね。地域を深く知った上で提案できる。SmartHR全体の方針に沿いながら、どうすれば九州でレバレッジを効かせられるのかを模索し、試せるのが九州支店の面白さだと思っています。
——SmartHR 九州支店に興味がある候補者(求職者)さんに向けて、メッセージをお願いいたします。
黒川:九州支店に限らず、SmartHRの地方支店は、エリアに閉じずにキャリアを広げられるポジションです。九州のCSとして入社したからといってずっとそこだけをやるわけでもなく、部署の異動・支店(拠点)の異動などもでき、さまざまな選択肢を持てます。地方で生きたい、でも自分の望むキャリアを実現したい。そんな方は、ぜひSmartHRへの転職を視野に入れてみてください!
上村:自身にとっての成長の場を得られるだけでなく、会社が成長していくフェーズも内側で経験できるというのは貴重なチャンスです。ご興味のある方は、ぜひ応募いただきたいと思っています。
宮下:九州にはtoCのCSはたくさんありますが、toBを経験できる企業はあまりないように思います。九州におけるtoBのカスタマーサクセスの一番になれるよう力を尽くしていくので、一緒にチャレンジしてくれる方にぜひ仲間になっていただきたいです。
BOXは、あなたの人生を考えた転職支援を行います
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