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「人材紹介事業にはロマンがある」 転職で気づいた想いを糧に、BOXの海老沢が目指すものとは

IT業界のスタートアップ・ベンチャーにおける採用・転職支援を得意とする転職エージェント『BOX』。BOXは、転職希望者(候補者)・企業どちらにもフェアな、マッチング精度の高い転職支援を行っています。

今回は、大手企業で転職エージェント業務を、ベンチャー企業で人事を経験したのちに、BOXに入社した海老沢 恒太さんにインタビュー。「HR領域でキャリアを積み上げたい」と話す海老沢さんに、これまでの経歴からBOXへの入社理由、BOXの印象などについて話を聞きました。

海老沢 恒太(えびさわ こうた)
2018年に大学卒業後、株式会社マイナビの紹介事業本部に新卒入社。主にWEB・IT・広告領域企業の中途採用におけるリクルーティングコンサルタントとして従事。
3年半で80社、250名の転職支援を経験した後、経営課題に直結するHR課題の解決に取り組みたいと事業開発を得意とする株式会社Speeeの中途採用部にジョイン。年間100名採用計画におけるリクルーティング業務を担いながら、事業部毎の中期採用戦略やマーケティング戦略にも従事。
・大手人材企業での採用コンサルタント経験
・事業会社の人事採用経験
両側面の経験含め、今一度、キャリアコンサルタントとしてスタートアップ/上場企業の採用支援を行いたいと考え、株式会社BOXにジョイン。


企業や採用候補者の転機に携わりたい。HR領域で築いてきたキャリア

——海老沢さんは、ずっとHR領域でキャリアを歩んできたんですよね。

海老沢:はい。新卒では株式会社マイナビに入社し、転職エージェント・採用コンサルタントとして採用支援に従事していました。3年8カ月ほどマイナビで働いた後は、マーケティングコンサルティング事業などを行う株式会社Speeeへと転職。人事として、面接や内定承諾から入社後のフォロー、採用戦略・計画の策定などに携わりました。2023年2月からBOXに入社し、再び転職エージェント・採用コンサルタントとして仕事をしています。

——マイナビエージェントでは、どのような企業を担当したのでしょうか。

海老沢:ITからWeb、広告、エンターテインメント業界の企業を中心に担当し、大手企業やスタートアップベンチャーを含むおよそ80社を担当していました。中には中途採用だけで年間800名採用する企業もありましたが、年次に関係なく幅広い経験を積ませてもらったなと感じています。HR領域のプロフェッショナルにいち早く成長するために、マイナビでは“良いバッターボックス”に立たせてもらいました。

事業会社で人事を務め見えてきた、人材紹介事業への想い

——その後、Speeeに転職したきっかけを教えてください。

海老沢:大きなきっかけは、マイナビ時代に僕がSpeeeを担当したこと。Speeeの人事部長や現場責任者とコミュニケーションを重ねるうちに、採用広報や面接、入社後の人材育成など、人事業務のすべてにおいて徹底的にデータを活用する手法に衝撃を受け、ここで働きたいと思うようになりました。

僕は生涯をかけてHR領域でキャリアを積み上げていき、スペシャリストになると決めています。そのために、外から採用支援を行う転職エージェントだけでなく、事業が伸びていている事業会社に勤め、1社に深く入り込み採用や人事戦略の策定に携わる経験も必要だと考えていました。属人的な経験則ではなく、データドリブンで連鎖的に事業開発を進めるSpeeeであれば、良い意味で筋肉痛を経験しながら成長できるのではないかと思い、ご縁をいただき転職しました。

——Speeeではどのような業務を行っていたのですか?

海老沢:中途採用の担当として、採用候補者のスカウトや面接を行うリクルーティング業務のほかに、事業成長に必要な人材を獲得するための採用戦略の立案にも携わらせてもらいました。自分のキャリアの中で、とても大きな挑戦ができた1年3カ月だったと思います。特に、採用戦略領域は未経験でしたが、入社して3カ月後には、僕の仕事の半分は採用戦略に関わる業務になっていました。

——希望していた採用戦略業務を実際にやってみて、気づきなどはありましたか?

海老沢:非常にやりがいのある仕事ではありましたが、自分の実力不足を実感したと同時に、今後のキャリアの軸を発見するきっかけとなりました。Speeeを退職するまで約1年、採用戦略業務に携わったのですが、僕には一生かけて、これを行い続けていくのは難しいだろうなと感じたんですね。一つの事業会社で採用戦略領域に注力していくことと自身のやっていきたい業務内容には乖離があったんです。

一方で、リクルーターとしては採用決定数目標を連続達成し、結果を出せていました。それに、転職希望者の方と対話し、潜在的なニーズを顕在化させられ、本質を引き出せたときのやりがいは何にも代え難かった。リクルーター業務がやりがいのある一方で、採用戦略領域では思うように貢献できていないギャップに、ジレンマを感じていました。

その苦しさと向き合ったときに見えてきたのが、「転職希望者の方一人ひとりに寄り添って、潜在的に秘めた想いに気づくきっかけになりたい」「体制は整っていないけれど、事業への想いも将来性あるこれからの日本市場を救いに行くスタートアップ企業の力になりたい」という自分自身の欲求だったんです。

—―その想いに気づき、転職を決めたのですね。

海老沢:そうなんです。企業や候補者の魅力や想いを顕在化し、より良い組織作り、より良い人生の実現に貢献できる。人材紹介事業はロマンがあり、僕としても一生涯没頭できる仕事だなと、そのとき改めて気づきました。

拡大中のBOXで「自分の武器」をつくりたいと入社を決意

——転職を決意してから、結果的に海老沢さんはBOXに入社されました。そもそもBOXのことは、いつ、どのように知ったのですか?

海老沢:きっかけは、BOXに務めている袖川航平でした。僕、彼とは高校の同級生で。学生時代からSNSでつながっていたのですが、Speeeで人事の仕事を始めたとき、BOXにいた袖川から連絡をもらって、候補者の紹介をお願いするようになって。Speee時代から、BOXは勢いのある良い転職エージェントだなと注目していました。

——具体的にBOXのどんなところに、良さを感じたのですか?

海老沢:“人”について本気で議論できた点ですね。候補者と企業どちらにとっても「最良なご縁」になるよう、どこまでも真剣に向き合ってくれる姿勢が素敵だなと。

最初の打ち合わせから、採用について深く話し合うことができたんですよ。企業の人事と対等に議論ができるのは、BOXのメンバーが採用支援・人材紹介にこだわりを持ち、「目の前の人を幸せにする」という確固たる意志を持って仕事と向き合っているからだと思いました。

また、BOXは候補者との面談の中でその方の価値観を的確に洗い出し、転職への潜在的な希望や思考をきちんと顕在化したうえで、企業に紹介していると感じました。単純に、転職エージェントとして多くの知見と高いスキルを持っていたんですね。BOXがそのようなエージェントだったからこそ、僕も人事として信頼していました。

——最終的にBOXに入社しようと思った決め手は、何だったのでしょうか。

海老沢:まず、転職エージェント・採用コンサルティングの事業に携わる中でも、事業が伸びていて、これから資金調達なども行いながら採用にもドライブをかけてゆく企業の採用に関わりたかったのが前提です。そして採用支援を行う企業のなかでも、BOXの事業に対する熱意やスキルは圧倒的。なので、そういった環境で自分を試したいと考えたのが決め手の一つでした。

ただ、より本音の意見としては「BOXがまだまだ発展途上」だと感じたからです。BOXは、個々人のスキルは高いものの、組織体制や制度は完全ではなく、マニュアルやノウハウが確立されているわけでもありません。

海老沢:ですが、そんなBOXだからこそ、事業や組織を作り上げる経験も積めるのではないかと思ったことが入社の決め手になりました。僕は31歳までに、日本のスタートアップ市場に貢献できる採用コンサルタントになると決めています。そのゴールを達成するために、未成熟ながら急拡大し続けているBOXの事業成長に関わってみたいなと。あえて整っていない環境に飛び込むことで、今後どこでも活かせる武器を手に入れようと考えたんです。

もちろん、BOXはただ整っていないだけでもなくて。メンバーみんなが人や企業にどこまでも真剣に向き合い続けるBOXでなら、カオスな環境も楽しめるだろうと思ったんですよね。

多くのスタートアップから頼られる採用コンサルタントを目指して

——BOXに入社する前後で感じたギャップはありますか?

海老沢:入社前に想像していた以上に、楽しみながら仕事と長く向き合っているメンバーが多いように感じています。そういうメンバーの多さは、成長拡大中の今のBOXに必要なことですが、少し課題も感じていて。多くの時間を業務にばかり費やしていては、各メンバーがHRのプロを目指すうえで、どこかで壁にぶつかってしまうのではないかとも懸念しています。

スポーツでも、単純に多くの時間をプレーに費やせばプロ選手になれるかというと、そうではありませんよね。プロを目指すには、食事や睡眠、ストレッチ、肉体改造など、自分のコンディションを向上・維持するための知識や行動が必要です。仕事でも同じことが言えると思うんですよ。

特にプロフェッショナルな仕事が求められる20代後半以降、それまでとは時間の使い方を変えていかないと、どこかで伸び悩んでしまうと思うんです。BOXのメンバーには、中長期的な事業成長と個人のキャリアを見据えて、仕事と学びのバランスを大切にしてほしいと伝えていますね。

BOX自身が、仕事にも全力で知的探求も果敢に行っていくプロフェッショナル集団であることが、候補者様への本質的な価値提供につながるとそう信じています。

——逆に、イメージ通りだった部分はありますか?

海老沢:プロフェッショナルな転職エージェントとして候補者一人ひとりを大切にする姿勢と、企業の採用活動と候補者の転職活動をBOXというチーム全体でサポートしていこうという気概は、入社前に想像していた以上に各メンバーが強く持っていて嬉しく感じた部分でした。例えば、チームミーティングで候補者に内定報告があると、担当するメンバーだけでなく全員がその報告を喜び、称賛するカルチャーがあるんですよ。個人主義ではなく、チーム全体で勝とう、強くなろうとする価値観は僕自身も共感できるものですし、BOXの好きな部分です。

——最後に、海老沢さんの今後の目標や展望を教えてください。

海老沢:今後はチームメンバーで成功体験を増やしながら、BOXとしてより幅広い業界・業種の企業に採用支援を行えるようになりたいと考えています。そのためにも、段階を踏んでひとつひとつ戦略的にサービス提供を行う業界を広げていきたい。その戦略については現在、代表の角田さんとも話しているところです。

個人としては、BOXでの経験を糧に、多くのスタートアップから頼っていただけるような採用コンサルタントになりたいです。候補者の人生と企業の事情が好転するきっかけがつくれるような、そんなコンサルタントになれたらと思っています。

BOXで一緒に働くメンバーを募集しています

大手企業やメガベンチャーから転職してきたメンバーも多いBOX。「自分の可能性を確かめたい」「本気で仕事に取り組みたい」と入社してきたメンバーは、入社後いろんな困難にぶつかりながらも日々成長し、結果を出しています。

現在、BOXでは一緒に働くメンバーも募集しています。成長を求める方、ビジネスに興味がある方、自分で事業を作りたい方、そのような方にとって、BOXは最高の環境だと思います。少しでも興味がある方はぜひ一度お問い合わせください。