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あの経験があったから今がある|BOXコアメンバー長山の挑戦と挫折、今後の野望についてインタビュー

2020年に立ち上がった、SEVENRICH GROUP転職エージェント。今年度から、株式会社BOXとして独立いたしました。

今回は、教員としてキャリアをスタートし、現在は人材紹介事業部でマネージャーとして活躍している長山へインタビューを実施いたしました。

彼のこれまでの歩みと、「挑戦」と「挫折」のどちらも経験している彼だからこそ語れる、今後の野望についてお聞きしました!

長山 広大(ながやま こうだい)
株式会社BOX 人材紹介事業部マネージャー
立教大学卒業後、私立女子校にて英語科教諭として勤務。入試広報部門にて入試制度改革や国内留学プログラムなど様々なプロジェクトに従事。その後株式会社リクルートにてセールスとしてTop3の実績を残す。2021年に株式会社BOX(旧SEVENRICH GROUP転職エージェント)にジョイン。2年目に実績ギネスを達成。現在はマネージャーとして組織作りに取り組んでいる。

ーーではまず、長山さんのこれまでのキャリアについて教えてください!

僕のキャリアのスタートは学校の先生です。私立の女子校で英語を教えていました。他には入試広報部に所属していて、受験生の応募を増やすために色々な施策の企画を担当しました。

東京の女子校御三家といわれる学校と併願受験をされることが多かったので、より多くの優秀な学生に受験をしてもらおうと奮闘していました。
主な成果としては2つあって、1つ目が海外に行かずに学内留学ができるプログラムを作ったこと、もう1つは入試制度を変えたことです。
学内留学については、日本の大学にいる外国人留学生を学校へ招待して3日間で様々なワークやコミュニケーションを通して国際交流ができるというもので、約70カ国の留学生を集めることができました。

学校の先生として働いた後は、リクルートへ入社して営業の仕事をしていました。

入社をする時に、「リクルートで圧倒的な結果を残して、そのタイミングでステップアップ転職をしよう」と決めていて、運良く1年目で上位1%の成績を残せました。学校の先生でキャリアをスタートしましたが、少しだけビジネスの世界でもやっていける自信を持つことができたんです。

その時に出会ったのが弊社の牧野でした。彼に転職相談をして色々な企業を紹介してもらったのですが、結果的に株式会社BOX(旧SEVENRICH GROUP転職エージェント)が合うんじゃないかとなり、入社をすることになりました。

転職エージェントと人事業務の兼任の中での苦悩とは

ーーBOXへ入社をしてからはどのような社内キャリアを?

最初は転職エージェントとしての業務をしていました。その途中で人事に携われるチャンスをいただき、採用業務を担当することになりました。

ただ、そこでは良い結果を出すことができず、やることを1つに絞って取り組むことにしました。現在は転職エージェントの業務に日々勤しんでいます。

ーー転職エージェントと人事業務を兼任しながらやっていたんですね!

そうですね。実は僕、ずっと人事をやりたいと思っていたんです。人事の中でも採用業務というよりは組織戦略やチームづくりのほうに興味を持っていました。

きっかけとしては、先生時代に部活の顧問をしていた時の経験が大きいです。僕自身はその部活の経験者だったので「僕の言っている通りにやれば強くなる」とトップダウンの指導をしていたんですよね。そうなるとやはり、生徒たちの心は僕についてこなかったり、僕の言葉も届かなかったりと散々な結果になってしまって。2年目からは僕が指示をするのではなく、生徒である彼女たち自身で練習メニューを考えてやらせてみました。そうしたら3年連続で東京都のベスト16まで進む結果が出たんです。

そこで、組織は上に立つ人間やチームのカルチャーによって在り方が変わってくるんだなと身をもって実感することができ、それをビジネスにおいても経験してみたいと思ったという背景がありました。

ーー実際に人事業務をやってみた中で苦労したことなどはありましたか?

人事をやるならまずは入口部分の採用からやってみることが必要だと思い採用業務を始めたのですが、今思えば当時の僕は人事の仕事を甘くみていたんですよね。応募が来た人の面接をすれば良いよね、くらいに思っていました。

でも実際は人事ってやらなきゃいけないことがすごくたくさんあって、繊細で細かな業務なんですよね。応募したいと思わせるような求人票の作成、スカウト、採用面接、エージェントとのコミュニケーション、社内外の採用の意思決定に関わる人とのコミュニケーションなど、これら全てに細かな情報連携とスピード感を持ちながら仕事を進めていくことが求められることをリアルに感じたんです。僕はそれらを上手く回しきることができませんでした。

採用業務に関わる周りの人たちへは、ただ事実だけを共有して、どうやったら人は動いてくれるのかを考えられていなかったんですよね。完全に思考停止でした。その結果、言わずもがなですが物事は前へ上手く進まず、関わる人たちへ迷惑をかけてしまいました。

ーー「採用」の考え方へのギャップから上手くいかない経験をされたんですね。

本当にそうです。求人を出せば応募がくるというわけではないので、どうやったら僕らの会社に興味を持ってもらえるのかを考える必要がありました。ただ、興味を集める方法すらわからなくて。

人事の顧問をしてくれている方がいて、やり方や戦略の相談に乗ってもらっていたので、事例の共有やアドバイスをいただいていたのですが、その通りにやることすらままならないばかりか、事例をもとに自分で考えて実験や検証をしてみることを怠っていたんですよね。
それによって、本来であれば採用できるはずの人の可能性も広がらなかったし、組織を拡張させることも難しくなってしまいました。経験や感度、思考回数が圧倒的に足りておらず、「ここは今の僕が戦える場所ではないんだ」と思いました。

ーーその当時のメンバーや周りからの反応はいかがでしたか?

プロダクト部門のマネージャーが人事も兼任していて一緒にやっていたのですが、彼とのコミュニケーションも僕発信で全然できていませんでしたね。

僕って、一見「仕事が出来そうに見える」んですよ。ちゃんとしてるキャラというか。なのでマネージャーの彼も僕に対して「長山ならわかるっしょ」と良い意味で期待をしてくれていたんですよね。
僕も不要なプライドがあったので「わからないです」の一言が言えなかったんですよね。自分なりにやってみるものの認識のズレができてしまって、期待を越えられませんでした。

ーーBOX代表の角田さんにもたくさんご相談をされていたとお聞きしました。

そうですね、彼には人事業務だけでなく、人材紹介事業部におけるチームづくりの部分でたくさんアドバイスをもらいました。当時の僕は失敗ばかりで。

メンバーがどんなキャリアを歩みたいのか、どんな人生を送りたいのか、どんな価値観を持っているのかという部分のコミュニケーションが足らず、彼らの理解ができていなかったんですよね。それによって、会話に齟齬ができてしまって。本当に僕のことを信頼してくれていたかというとそうではなかったので、言葉が届きづらかったり気持ちが通じなかったりというか。

決して仲が悪いとかではないし、むしろ仲は良かったのですが、事業を前に進めるためのコミュニケーションができていなかったかなと。

ーー角田さんからはどんなアドバイスがありましたか?

角田とは週一でMTGと報告をしていました。彼からのフィードバックは「本当に信頼関係がないと言葉は通らないし、もっとメンバーのことを知らないといけないし、このまま行くとチームとしてもダサい結果になるよ」と。まさしくそうだな、と思いましたね。

僕としては、行動はしていたけれどその中身が薄っぺらかったんですよね。コミュニケーションはしているけど、その内容のほとんどは業務のことでした。それじゃあただの業務連絡ですよね(笑)
そうではなくて、いわゆる雑談の部分ですよね。土日はなにをしているかとか、最近嬉しかったことはなにかとか、そこから彼らの人柄とか特性とか価値観とかもわかるじゃないですか。
メンバーだってBOXで成し遂げたいことがあって意志を持ってここにいるので、コミュニケーションの中で信頼を築いてこその「チーム」だと思うんです。チームづくりって簡単じゃないなと思ったし、チームの在り方を改めて考えるいいきっかけになりましたね。

苦悩の先にある今について

ーー苦労と挫折を経験されたからこそ、今に活かせていることってありますか?

はい。失敗を何度も経験してきましたが、もちろん身になることもたくさんあったので、この経験をもとに転職エージェントで再スタートを切ることにしました。

転職エージェントの業務は非常に難易度が高くて、企業・候補者双方が満足する価値を提供する必要があります。
企業に対しては、会社や事業の成長を後押しする人材の支援、候補者に対しては、キャリアだけじゃなくて人生単位で幸せになるための転職の支援をしています。
幸いにも、僕は社内で人事の経験をしたことも相まって、企業側の思いと候補者側の思いとを両軸で感じて業務に取り組むことができています。他の人材紹介会社のエージェントで人事を経験している割合は圧倒的に低いので、それだけでも他社のエージェントとは違うバリューを発揮できているなと思いますね。

ーーいいですね!長山さんが思う、仕事のやりがいってどんなところでしょうか?

企業に向き合うやりがいと、候補者に向き合うやりがいの両方があると思っています。まず、企業からは僕たちのサービスクオリティを非常に評価いただいていますね。
例えば、企業の人事って採用の工数をとても意識していて、書類選考・日程調整・面談......と日々採用管理システムとにらめっこ状態なんですよね。その工数を少しでも減らせたら、と思うとやっぱり「書類選考」って重要なんです。それが僕らの実績としては書類通過率が約70%なので、「BOXさんはいつも良い方をご紹介いただけるってわかっているから書類選考がいらないくらいです」と言っていただけるんですよね。

人事の工数も減らせるし、僕らの価値も上がるし、お互いに信頼し合いながら業務を進められているのは、とてもやりがいある部分だなと感じています。

ーー候補者に向き合うやりがいはいかがでしょうか?

僕らの仕事って、候補者の方のキャリアに対するモヤモヤとか、こう歩んでいきたいという方向性が様々ある中で、そのための道筋をわかりやすく、濃度も高く、スピード感を持って示してあげることが大事だと思うんです。

例えば、漠然とした「成長したい」や「もっといける」という気持ちの中からその方の思考を整理して優先順位をつけて、叶えたい未来への道筋を一緒に立ててあげるといった感じですね。その気持ちに寄り添いながら仕事ができるのは、とてもやりがいを感じることができますね。

ーー両軸でのやりがいを感じられるのは嬉しいことですよね。

そうですね!あと、企業様や候補者の方からいただいた嬉しい言葉のスクショをまとめた「サプライズブック」というものがあるんです!その中でも「人生が変わりました!」とか「長山さんとの出会いがあったから今の私がいると思います」とか、「旦那が転職する時も長山さんに担当してもらいたい」とか......。

こういう言葉をいただけると、僕の自信にも繋がるし、もっと上を目指そうと思う源にもなっているなと思います。

ーーでは、今後の人材紹介事業部における課題はありますか?

2つあります。1つ目は、支援する候補者の幅を広げるために、僕含め全員がビジネスマンとしてレベルアップする必要があります。

今弊社からご紹介している人ってメンバーもしくはリーダー層が多いのですが、マネージャー層や事業企画の方の支援もしていきたいです。
そのレイヤーの方と対等に会話ができるスキルと経験を身につけるために、知見を広げることと思考を深めること、実践的な場数を踏むことをしていきたいです。

2つ目は、これから入社する仲間のために仕組みを整える必要があります。

良くも悪くも業務が属人的になってしまっているので、再現性があまりないんですよね。なので、全員が同じようにできる仕組みづくりをもっとやらないといけないかなと思います。この2つが今時点での課題ですね。

ーーBOXのメンバーとはどのような連携をとっていますか?

以前コミュニケーションで失敗をしている僕ですが、BOXメンバーとはよく会話をするようになりましたね!業務じゃない会話ですよ、もちろん(笑)

さっきもお話したことと少し被りますが、僕は基本的に、業務時間においては雑談って生産性悪いなーとか考えてしまいます。みんなそれぞれ忙しいだろうし、とか考えちゃってたんですよね。

でもそれ以前に、関係性をしっかり築かないと意味がないってことに気づいたので、雑談にもちゃんと参加するようになりました。コミュニケーションが増えたことで、業務の遂行のスピードとかメンバー間の連携もしやすくなり、事業を良い方向へ運ぶことができているな、と実感していますね。

今後についての想い

ーーでは、今後はどのようなことに挑戦していきたいと考えていますか?

ここまでお話をした通り、僕はたくさん失敗をしてきました。きっとまた失敗することもあると思います。
でもある程度の結果を出すこともできたからこそ、次に進むステップだと思うので、それに対応できるようにもっと強みを増やしていくことが、僕個人にとって挑戦したいことです。

個人以外のことで言うと、チームを作って企業側へ提供できる価値の総量を増やしていきたいと思っています。
やっぱり転職エージェントのビジネスモデル上、チームの人数がいればいるほど対応できる候補者の方の数も増えるので、チームメンバーの採用も準備をしていく必要があるかなと思いますね。

ーーチームメンバーを採用するにあたって、どんな方とお会いしてみたいですか?

自分の可能性を信じることができる方ですかね。言葉を変えると「環境に依存をしすぎない方」と言いましょうか。

自分の軸をしっかり持っていて環境に依存せずに、自分自身の足で道を作っていけるような方が、僕たちのチームには合っているかなと思いますね。
例えばですが、給料が高いところに行きたいとか良い環境で働きたいという動機で考えるというよりは、結局は自分次第だから、どこにいっても自分が成長することができれば可能性が広がると信じられている人。自分を拡張した先に経済的だけじゃないインセンティブが待っていると信じて走り抜ける人と一緒に頑張りたい。

やっぱり、「自分ってまだまだいける!」とか「もっとやれる!」っていうメラメラした人が来てくれたら嬉しいなと思います。

ーーメラメラした人とは?

なんだろう、燃えるような熱量とかやる気ですかね?自分への期待ができるってすごく素敵なことだと思っています。

僕だってファーストキャリアは学校の先生で、ちょっとリクルートで結果が出て「ビジネスの世界でもやれるじゃん!」とノリノリでいろんなことに挑戦したら、結果こんなに失敗ばっかりしてるんですよ。

そんな僕でも「俺まだまだいける!」っていう気持ちを持ってBOXで頑張っています。はたから見たら何言ってんだって思われるかもしれないけど、そんなのは関係なくて、これまでの失敗を上回る価値を出せたら全然逆転できるじゃん!って思っているので、自分への期待って大事なんだなって思っています。

ーーBOXに入社してから明確にご自身の中で変わったことは何ですか?

これはズバリ、「意思決定の数」ですね。

教員時代は、提案はするものの意思決定者は校長や主任なので、彼らが意思決定をしやすい材料を集めて進める感じでしたし、リクルートにいた時も営業だったのでひたすら営業企画の人たちの考えを進める遂行力のようなものが求められていました。

それに対して、BOXに入社してからは自分で決められることが増えました。
意思決定にはもちろん責任が発生しますし、その責任を取れる回数が圧倒的に増えたことはとても幸せです。

例えば、人事を兼任する時もそうです。元々やってみたかった人事に挑戦してみるという意思決定をしたのも自分ですし、チームを作った時も僕が意思決定をして決めました。失敗をしてしまって、転職エージェントの業務だけをやりきると決めたのも自分です。目標を決めるのだって自分です。

角田がよく「意思決定の数が人を成長させるって」言うのですが、本当にそうだなとリアルに実感していますね。これはきっと、僕だけじゃなくて他のメンバーも感じていることなんじゃないかなと思います。

ーーでは最後に、このインタビューを読んでくださった方や、採用候補者の方へメッセージをお願いします!

はい、まずはこのインタビューを見てくださってありがとうございます!

僕ら以上に、こんなに一人一人の人生に責任を持とう!と思っている組織はないんじゃないかなと思っています。その人が在りたい姿があるのであれば、そこに向かって全力で機会提供をするしサポートもするし、コミュニケーションもたくさんします。

在りたい姿がなかったとしても、今を一緒に一生懸命頑張ろうよ、良い人生を歩んでいこうよって声をかけ合いたいなと思っていて。
実際にBOXのメンバー間の会話の中でも、それぞれのメンバーの人生に焦点を当てた会話が多く繰り広げられているくらいです。そのくらい、一人一人にコミットをすることを心がけている会社だなと思っています!

それから、BOXの母体であるSEVENRICH GROUPでは事業もたくさん展開しているので、挑戦できる機会はたくさんあります。
もちろん失敗をしても大丈夫です!まだまだ拾えていないボールもいっぱいあるので、そこに手を挙げて取り組むことだってできるので、僕が知る限り、どの会社よりもチャンスは転がっています。

一緒にその一歩を踏み出して前に歩んでいきたいと思っている方は、ぜひカジュアルにご応募いただけると嬉しいです。


💎BOXでは、一緒に働いてくださるメンバーを募集しています!

大手企業やメガベンチャーなど様々なバックグラウンドを持つメンバーが多く所属しているBOX。「自分の可能性を確かめたい」「目の前の仕事に本気で取り組みたい」と思っている方への挑戦に対するチャンスがたくさん転がっています!

今回の記事を読んで、人材紹介事業部に興味を持ってくださった方や、
長山と話をしてみたいと思ってくださった方もお気軽にご連絡ください!


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