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友人からの転職支援で、人生を立て直せた。ラクスで手に入れた“心身ともに健やかにキャリアアップを目指せる道”

家族や友人に使ってもらえるサービスを——。株式会社BOXは、立ち上げ当初から、そんな言葉を合言葉に事業を作ってきました。「家族に使ってもらえる」、そこには、大切な人にも自信をもっておすすめできるクオリティのサービスを実現しよう、そんな思いが込められています。

実際に、エージェントの友人や恋人が転職時にBOXを利用してくれるケースも多くあります。今回紹介するのはそのケース。

前職でのハードワークに疲弊し、Instagramのストーリーに何気なく「転職しようかな」と投稿したという呉本 寛太(くれもと かんた)さん。その投稿を見たBOXのエージェント・小池 美樹(こいけ みき)が声をかけ、転職支援がスタートしました。

無事、株式会社ラクスへの転職を決め、今は生き生きと働かれている呉本さん。転職成功までの道のりを聞きました。


始まりは、Instagramのストーリーだった

——始めに、呉本さんが転職を考えたきっかけを教えてください。

呉本:前職はWeb広告特化の広告代理店でした。多くの案件を任せてもらい、仕事の面では充実した日々を送ってはいたものの、プライベートの時間がほとんど取れずにいました。パートナーとの結婚も考える中で、この生活をずっと続けるのは厳しいかもしれない、と思うようになりました。

また、前職は多くの会社を支援する代理店だったため、多いときには同時に30ものクライアントを担当していました。それだけ多くのクライアントがいると、“やっている感を出すこと”が目的になってしまっている気がして…。「今日はこれをやっておきました」と進んだことをアピールする報告をするようになっていて、このままだと自分の成長につながらない、今後のキャリアに影響が出てしまうと考えました。

その2つがきっかけで、転職を考えるようになりました。

——そのタイミングで小池に連絡をくれたのですか?

呉本:実は、僕から連絡をしたのではなく、こみき(小池の愛称)が僕のInstagramを見てメッセージを送ってくれたのが始まりだったんですよね。仕事が大変な時期とプライベートで変化があった時期が重なっていて、少し疲れていて。

そのときに「ちょっと疲れた、転職しようかな」みたいな投稿をしたら、「転職したいなら、1回話してみない?」って。

小池:そうだったよね。たしか、上げていたのがトイレで、「転職のストレスで腹痛」みたいな言葉が添えられていたんですよね。大丈夫かな?とも思ったし、最近の投稿を見ているとすごく痩せていたから、「今かんちゃん(呉本さんの愛称)を救わなかったら、まずいことになるかもしれない」って思いました。

——友だちからの支援に対して、恥ずかしさはありませんでしたか?

呉本:最初は少し照れ臭かったです。今まで友だちだった人に対して、まじめに働いている感じを出さなきゃいけないとか、生活や年収のことを話さなきゃいけないとか。

小池:実はわたしもそうだったんですよね。だから、初回面談のときは友だちと話すみたいな感じでフランクにやれればいいかなって思っていて。でも、オンラインミーティングに現れたかんちゃんがビジネス用のヘッドセットをしていたんですよね。それを見たときに「あ、かんちゃんは本気なんだな」と。

その面談で「次回までにこの言語化シートを埋めてきて」と伝えたのですが、次の回で持ってきてくれたシートにはこれまでの経験がびっしり書いてありました。

宿題としてお渡ししても一人で取り組めない候補者さんも多い中で、かんちゃんは忙しいのにちゃんと向き合ってくれた。その姿を見て、わたし自身も背筋が伸びたのを覚えています。

▲呉本さんが記載した言語化シート

——どのような企業を第一志望群としていましたか。

呉本:転職理由が「マーケターとしての専門性を深めたい」だったため、代理店ではなく、マーケティングの仕事ができる事業会社を志望していました。SaaSビジネスを行う事業会社を中心に書類を出していました。ただ、事業会社のマーケターは要件が厳しく、なかなか書類が通らなかったんですよね。

小池:11社エントリーしたうち、半数以上が書類で見送りだったよね。

呉本:そうそう。ただ、焦る気持ちはありませんでした。事業会社の多くが「マーケター経験3年以上」を要件とする中で、僕は1年半しか経験がありませんでした。そもそもダメ元で書類を出しているという感覚も大きかったので、仕方ないのかなと。ただ、退職するのがちょっと早すぎたかもと後悔する瞬間はやっぱり少しありましたね。

小池:わたしも、書類選考が通らないのは織り込み済みだったので、そこまで焦りの気持ちはありませんでした。一方で、もしもこのままどこも通過しなかったらどうしよう、責任重大だとは思っていましたね。

呉本:書類が通ったとしても、面接で自分の強みをどのように話せばいいかもわかっていませんでした。同時に30もの案件を動かしていたので、幅広い業務を経験しているはずなのに、その中のどれを話せば企業に刺さるのかの見当がついていなかったんですよね。

——その課題について、どのようなアプローチをしていったのですか?

小池:もともとマーケティング領域のコンサルティング企業で働いていたメンバーの海老沢さんに面接対策に一緒に入ってもらい、面接でどの話題を取り上げるべきなのかを一緒に考えていきました。

呉本:印象的だったのは、「面接冒頭での話し方を変えましょう」というフィードバックでした。僕が各社から懸念されていたのは、「マーケターの経験が1年半しかない中で、自社に参画して活躍できるのか」というポイントでした。そのため、面接対策に入ってもらう前は、経験の浅さをカバーできるよう経験してきたことを網羅的に話したいと考えていました。

そうしたら、面接対策に一緒に入ってくれた海老沢さんに、「冒頭で『いろんなことを経験してきましたが今回は〇〇〇についてお話したく、XXXのような案件についてピックアップします』と伝えると良い」と言われたんですよね。たくさんやっているけれど、あえてこれだけ話していますって話し方に変えてみた。

すると、面接の中で「他にあるんですか?」と質問されるようになり、その質問の後で幅広い経験を話せるようになりました。

また、事業会社への転職で大切なことについても、こみき・海老沢さんのふたりから丁寧に教えてもらいました。その会社のビジョン・ミッションへの理解はもちろん、業界理解、扱っているすべてのサービスやプロダクト、導入社数まで頭に入れて臨んでほしいと言われていたので、徹底して実践しました。

——すごい。ふたりからのフィードバックに沿って、丁寧に準備されたんですね。一方小池からは、経験の浅さをカバーするために、どのようなアクションを取っていましたか。

小池:わたしからは、企業側にかんちゃんのポテンシャルを感じてもらうための動きを取っていました。具体的に言うと、一次面接が終わった後にすべての企業に電話して「友だちなんです。目標に向かって努力のできるすごいやつです。人柄も本当に良いです」って言って回りました(笑)。

呉本:そうそう、そうやって伝えたって言ってくれていたよね。人事の人と連絡を取り合った後「こんな風に見てくれていたみたいだよ」と所感も教えてくれていました。他のエージェントも利用していましたが、そんなに密なコミュニケーションは取れていなかったので、本当にすごいな、ありがたいなと思っていました。

——最終的に、ラクスにご入社されています。内定が出たときの気持ちを覚えていますか?

呉本:志望していたtoBのマーケティング職でしたし、その中でも特にSaaSビジネスに携わりたいと思っていたので、ラクスから内定をいただけたのは本当にうれしかったです。また、ラクスはバックオフィス支援のサービスの中ではNo.1、SaaS企業の中でも日本トップクラスの規模を誇ります。それほど実績のある会社で働ければ、自分の成長につながりそうだとも思っていました。

小池:内定が出たあと、人事の瀧澤さん(https://note.box-hr.co.jp/n/n80b6aaa7c225)に電話をしたら「小池さんが『友だちなんです!』ってプッシュしてくれた子ですよね。うれしい!」と自分のことのように喜んでくれて。候補者、クライアント、どちらもの喜びの声を聞けたので、わたし自身もとてもうれしかったのを覚えています。

ラクスでは、徹底的に数字と向き合う本質的なマーケティングができる

——現在の業務内容を教えてください。

呉本:現在は、楽楽クラウド事業部 マーケティング統括部でWebマーケティングを担当しています。ラクスのクラウドサービスには、交通費・経費精算システム「楽楽精算」、電子請求書発行システム「楽楽明細」、販売管理システム「楽楽販売」などがありますが、僕が担当しているのは勤怠管理システムの「楽楽勤怠」で、Webマーケティングのうち、リスティング広告とディスプレイ広告の運用を担当しています。

「楽楽勤怠」は社内のクラウドサービスの中では新しく成長フェーズのプロダクトなので、今後成長の可能性のあるプロダクトを任せてもらっている感覚があります。「楽楽勤怠」のWeb広告の数値責任は全て自分が負っているので、やりがいも感じています。

——転職を経て、変化したことはありますか。

呉本:前職では、中小企業の支援がメインで、100万円の予算をいかに効率的に使うかが重要視されていました。さらに代理店というビジネスモデルから、自社の売上よりもどれだけお客さんに向き合い満足度を高められるかに向き合っていました。

今は、楽楽勤怠だけでも数千万~数億の予算があり、大きな予算を投下していかに事業を伸ばすかが問われます。そして、誰かの機嫌を伺う必要がない代わりに、全て数値として返ってくる、ごまかしの利かない世界です。

「広告運用」という意味では同じ業務ですが、規模・目指す先が違うから、まったく違うスポーツをしている気がします。前職では、本質的なマーケティングができていない点に違和感を抱いていたので、ラクスに来て、徹底的に数字と向き合い事業を伸ばすことにフォーカスできていることに、満足しています。

——大変なことはありますか?

ポジティブな大変さなのですが、同じ部の人たちが皆優秀でレベルが高いんですよね。自分は正直なところ、これまで数値面の詰めが甘いまま雰囲気でやってきてしまった部分がありました。しかし今は、大手企業からやってきた優秀なマーケターに囲まれて、丁寧に数値をまとめてデータ化する力が求められています。

クリエイティブのたったひとつのキーワードに徹底的にこだわる経験はこれまで得られなかったので、ラクスで新しい世界に足を踏み入れている気がします。

——働き方に変化はありましたか?

呉本:転職前の課題だった「プライベートの時間が取れない」点については、ラクスに転職したことでほとんど全て解消されました。ラクスでは、入社日に年次有給休暇が付与されますし、消化率は90%を超えていて、メリハリのある働き方を全社として実現できています。

有給休暇とは別に同居家族が体調不良になったときに使える「シックリーブ」という休暇(有給)があり、家族のために使える時間も増えました。就業時間を前後1時間ずらせる「タイムリーシフト制度」や、時間休も活用しながら、ワークライフバランスの取れた日々を送れています。

ラクスへの転職で、人生のビジョンが描きやすくなった

——友人からの支援だったことのメリットはありますか?

呉本:やはり一番は、コミュニケーションが取りやすかったことです。話している内容はビジネスに関することですが、友だちだからこそ自分の希望を遠慮なく伝えられました。こみきも、「この会社は平均残業が〇時間ある」「内部でのコミュニケーションはこんな雰囲気」というリアルな情報を教えてくれたので、良かったです。

小池:わたしとしても、初対面の方に比べると進めやすさはありました。フィードバックもストレートにできるから、改善のスピードも速かったように思います。ただ、支援の内容自体は、友人であってもそうでなくても、大きくは変わりません。

あえて違いを挙げるとすれば、人事の方にご推薦をするときに、自信をもって「この人はいい人です」と人柄をプッシュできること。今回のかんちゃんの転職では、かんちゃんのこれまでの経験や面接での発言が転職成功につながっています。ですが、手前味噌ながら、わたしが人事の方にかんちゃんの人柄を思いをもって伝えられたことも、少しはプラスに働いたのではないかと思っています。

ただ、仮に入口が「友人」ではなかったとしても、支援の中で人柄を知れるくらいオープンにコミュニケーションを取ってくれていたら何も問題はありません。BOXは友人みたいな距離感でやりとりできるのが強みのひとつでもあるので、遠慮なく、オープンマインドで向き合ってくれたらうれしいなと思います。

——呉本さんの今後の展望を教えてください。

呉本:先ほどもお話した通り、「楽楽勤怠」は楽楽クラウドのもっとも若いプロダクトで、これまで経理向けがメインだったラクスの中で初めての人事・労務向けプロダクトです。勤怠管理システムの市場シェアNo.1を目指せるよう、マーケティングの領域で力を尽くしていきます。そして、その目標を実現できたとき「マーケティング部があったからこそできた」と振り返りたいと思っています。

今は楽楽勤怠のWebマーケティングのうちリスティング広告とディスプレイ広告を担当していますが、3年で、楽楽勤怠のWebマーケティングを統括できる存在になりたいです。

——ラクスに転職して、ご自身の人生がどのように変化したと思いますか?

呉本:一番の変化は、将来が見えやすくなったことでしょうか。前職での自分は、1日を無事に終えることで精一杯でした。パートナーと向き合ってご飯を食べる時間もなく、心と身体の健康を犠牲にしてしまっていたように思います。

ラクスに転職してからは働き方が大きく変わり、今後どういう人生を歩んでいきたいかを考えられるようになりました。パートナーとも、ちゃんと話ができるようになったんですよね。

キャリアパスを思い描ける環境だからこそ、何年後は年収がこのぐらいになっているはず、働き方はこうなっているはず、と想像を巡らせながらパートナーとの未来、新たな家族との未来についても真剣に考えられる。それが一番の変化です。本当に転職してよかったと思います。

小池:その話が聞けて本当に良かった。大学を卒業して、実はもう会わないんじゃないかと思っていたんですよね。でも今回の転職をきっかけに再開できて、人生の大きなターニングポイントにも携われた。幸せそうでわたしも本当にうれしいです。これからもよろしくね!

BOXは、あなたの人生を見据えた転職支援を行います

BOXでは、ラクスへの転職相談を受け付けています。ラクスの文化や制度、働き方など、長く続く関係のなかで得たネットでは得られないリアルな情報をお伝えします。もちろんご相談に乗るなかで、ほかの企業をご紹介することも可能です。多様なバックグラウンドを持つメンバーが、責任を持って全力で支援します。転職を検討している求職者の方は、ぜひご連絡ください。