【Q&A】求職者からいただくよくある質問に全部お答えします
私たちBOXのエージェント陣は、日々新しい求職者の方と出会い、その方の転職活動に伴走する中でさまざまな質問をいただきます。
今回は、求職者の方が転職を検討する段階から、採用選考を受けて入社に至るまでに、浮かんできやすい質問に回答します。
転職を検討する段階
Q. 現職を続けながら転職活動をした方が良い?それとも退職後に転職活動を始めた方が良い?
どうしても早急に退職したい場合を除き、BOXでは現職を続けながら転職活動をすることをおすすめしています。収入源がない状態で転職活動が長引くと冷静な判断が難しくなり、結果的に望まない転職をしてしまう可能性があるからです。
自己分析をしている最中に、転職するよりも現職を続けた方が良いと気づくこともあるため、簡単に今の職を手放さないよう伝えています。
Q. 現職が忙しくて、仕事をしながら転職活動ができるとは思えない。どうやって進めるべき?
長時間労働をしている方、帰宅時間が遅い方、休みが不規則な方であっても転職活動を成功させています。
おすすめの方法は、すべてを自分だけでやろうとせずに、誰かと一緒に転職活動に取り組むこと。忙しい人にこそエージェントの利用を推奨しています。詳しくはこちらをご覧ください。
Q. 離職してからブランクがある場合でも行きたい企業へ転職できる?
なぜ空白期間があったのか、採用担当者の疑問を解消できれば採用に一歩近づくはずです。
ブランク期間の理由を曖昧に答えたり、取り繕う様子が見受けられると「本当は働く意欲が低いのでは」「転職活動がうまくいっていないだけではないか」と解釈される可能性もあります。
「退職してからきちんと休暇を取って、メリハリをつけたかった」「資格取得のため勉強に集中していた」など、理由があって転職活動を始められなかったと正直に伝えられると良いです。
Q. 転職活動をしていることが今の会社に知られないか心配。
仲の良い同僚とのふとした会話や、飲みの席などで自分から転職について言及してしまい、噂が広まることが多いようです。誰かに話したくなるかもしれませんが、職場の人に相談するのは最終手段。悩んでいる場合、まずは社外の友人や家族、エージェントなどに相談するのがおすすめです。
また会社のメールアドレスを使用して応募先の企業と連絡を取り合って知られるケースや、電話応対の様子から知られるケースなどもあります。お昼休憩の時間や、電話に出られる時間帯を、あらかじめ応募先の企業に伝えておくのも良いかもしれません。
Q. 短期離職の場合、転職先は見つかる?
退職理由次第ですが、書類選考の段階で見送られる可能性があります。
もし、配偶者の転勤に伴う離職や会社都合の退職など、やむを得ない事情があれば履歴書や職務経歴書に記載しておきましょう。
一方で退職したい理由が「仕事が合わない」「人間関係がつらい」という場合、そのまま伝えると「うちでもすぐに辞めてしまわないか」「会社に対して見切りをつけるのが早い人ではないのか」と懸念されてしまいます。
「今回の転職活動は、自分の人生設計上必要である」と伝えることが大切です。転職先における中長期的なキャリアプランを明確にして、短期離職をするつもりが一切ないことをアピールすると良いでしょう。
Q. 転職回数が多い場合は不利にならない?
退職理由や転職先を選んだ理由などが不明瞭な場合は、採用を見送られる可能性が高まります。「なぜ転職回数が多いのか?」「各転職先で何を得られたのか?」などの質問が想定されるため、応募書類を提出する段階で、応募先の企業が納得できる理由を先回りして提示しておくと良いです。
Q. 引っ越しを伴う転勤はしたくない。そういう条件で転職先を探せる?
通勤可能エリアに本社があり、そのほかに拠点がない企業であれば基本的に転勤がないため、転職先の候補にした方が良いでしょう。ただし、ホームページに記載されていない営業所や出張所などがあったり、隣県の企業へ出向するケースがあったりするため、面接で確認が必要です。
またリモートワークが可能な企業であれば、転勤を命じられる可能性が低いため、今住んでいる地域で生活を続けられるでしょう。
転職エージェントを利用する場合、本社勤務なのか、転勤可能性があるのかなどの基本的な情報はエージェントが持っています。不安なときには、面接前にエージェントに質問することをおすすめします。
Q. 心身の健康を害して退職をして、転職先が見つかるか不安。
まだ体調が万全ではなく、業務に影響があるかもしれない状態であっても「そろそろ復職しないと」という焦りから、転職先を探し始める方が多くいます。
もし「退職理由をどう説明したら良いか分からない」「平日であっても通院できる働き方がしたい」と考えている場合、一度ハローワークや転職エージェントのようなプロの意見を聞くという選択肢もあります。
担当者によっては、退職理由の表現方法を一緒に考えられたり、健康第一で働ける職場に出会えたりする可能性もあります。
自己分析・企業選びについて
Q. アピールできそうな実績がない。話を盛らずにどうやって自己PRを考えたら良い?
実績というと、売上や顧客獲得数など誰にでも分かる定量的な成果をイメージするかもしれませんが、このような成果を誰しもが持っているわけではありません。会社の売上に直接貢献していることを伝えられない場合は、支出の削減や業務効率化など、会社の利益に間接的につながる実績がないかを探してみます。
また中途採用の場合、マネジメントスキルを発揮してほしいという求人が多くあります。もしマネージャーをした実績がない場合でも、組織の一員としてどんなフォロワーシップを発揮したのかは実績のひとつとして紹介できます。将来的にどんなマネジメント経験を積んでいきたいのかも添えて、キャリアアップについて前向きに検討していることを伝えましょう。
Q. 未経験の業界や職種に転職する場合、どんなことをアピールすれば良い?
新卒で入社する業務未経験者と違い、中途入社者(転職者)には社会人経験があります。そのため中途採用の担当者は、業務未経験者に対して下記のようなことを期待しています。
①に応えるためにまずは、業務未経験であっても経験者向けの求人票を確認し、企業がどんなスキルや経験を求めているかを把握します。それから今の自分の状態とどれだけギャップがあるのかを明らかにし、できることを少しずつ増やしていく意欲を伝えると良いでしょう。
変化に対してポジティブな人が多い企業であれば、求職者に対して②を期待します。自社の業務フローに対して改善策を提案した経験や、チームをまとめた経験など、他社でも役に立つノウハウをもっていることをアピールできると良いです。
Q. 自分の適性年収や市場価値を知る方法は?
たとえば競合他社の求人票を見て、自身の年収と照らし合わせてみましょう。年収400万円〜600万円と幅がある場合は下限の方を参考にし、転職してその企業で1からキャリアを積んだ場合を想定します。
客観的な適正年収や市場価値を知りたい場合は、転職エージェントに相談するのがおすすめ。「あなたなら」と想定以上の求人を紹介されるかもしれません。
Q. 結局、求人票や公式ホームページには良いところしか書いていなくて参考にならないのでは?
確かに、企業の公開されている情報を見る限りネガティブな側面について記載がなく、完璧な職場であるかのように見えるかもしれません。結局は働いてみないと分からない、と言ってしまえばそれまでなのですが、求人票や公式ホームページ以外にも、企業を知る方法はたくさんあります。
現在は企業が主体となって発信するだけでなく、メンバーが自主的にSNSで発信している企業が増えてきています。同僚になりそうなメンバーがどんな人柄なのか、SNSを通じて参考にしておくと良いでしょう。
また、選考に関係ないカジュアル面談を実施する企業も増えてきています。面談という閉鎖的な場であれば、インターネット上で公にしていない話ができるかもしれません。
BOXは、企業のネガティブな側面も含めた“リアルな状況”を伝えることを強みのひとつとしています。たとえば「今は立ち上げ期で整っていない部分もあるが、仕組みから作っていける面白さもある」というように、短所も長所も隠すことなくお伝えするため、不安な点はなんでも聞いていただいて構いません。
応募・書類選考について
Q. 競合に応募するときに気をつけた方が良いことは?
退職時に「競合他社への転職を禁ずる」といった規定を設けている企業はあります。転職先で何をしても良いのか、どの職種に就くことはできないのかなどを確認する必要があります。転職エージェントを利用している場合には、エージェントに相談してみるのもひとつの手です。
そのほかに気をつけておきたいのは、志望動機の内容についてです。転職先の採用担当者としては、「なぜ同じ業界で転職をするのか」「その志望理由は現職では実現できないのか」」は気になるポイント。応募書類を提出する段階で、その疑問に対する答えを書いておくのがおすすめです。
Q. 同じ企業が複数の職種を募集しており、その内の2種類以上の求人に応募しても良い?
問題ないと考えられます。企業によっては、部署ごと、勤務地ごと、プレイヤーやマネージャーのようなレイヤーごとに求人票を分けています。複数の求人の応募要件を満たしており、それらに応募する意思や説得力のある志望動機があるなら、企業は歓迎してくれるはずです。
Q. 在職期間が短い企業を職務経歴欄に書かない場合、見抜かれることはある?
短期離職についてどう伝えてもネガティブな一面として受け取られるだろうという懸念から、職務経歴を加工する方がいます。しかし職務経歴をごまかすのはNG。
企業によっては、経歴詐称がないかを第三者に確認するため、選考段階で素行調査やリファレンスチェックを実施することがあります。選考途中で見抜かれなかったとしても、「経歴を偽ったことがいつか知られるかもしれない」という心配は、内定を獲得してからも続きます。
所属していた企業だけでなく業務内容や年収なども、正確に記載しましょう。
Q. 提出後、応募書類の不備に気づいた。どう対処すべき?
早期に修正版の履歴書や職務経歴書を送付します。ただし選考の進み具合によっては、採用の可否に大きく影響する恐れがあるため、転職エージェントやキャリアアドバイザーのような第三者のチェックを挟んでから提出をすると良いでしょう。
面接対策・面接本番について
Q. 平日の日中の面接に行けない。働きながら転職活動をしている人はどうしている?
小売業やサービス業など特定の業種を除き、多くの企業は平日の日中に面接を実施します。平日に仕事をしている方の場合は、有給休暇や半休を取得して複数社の面接を特定の日に集中させたり、スキマ時間を捻出してオンライン面接を受けたりしています。
例外的に、8~10時などの始業前、19時以降の終業後に面接を行ってくれる企業もあります。転職エージェントに事情を説明し、代わりに調整してもらうと良いでしょう。
Q. 緊張してうまく話せない。面接の場でもリラックスできる方法は?
完全にリラックスできる方法はありませんが、どなたかに協力してもらって面接の練習を繰り返し行っておくと、自信がついて緊張が和らぐはずです。
また、本番で頭が真っ白になってしまうことを恐怖に感じ、緊張してしまう人が多くいます。対策としては、自分の履歴書や職務経歴書を新たにプレゼン資料化して、「こちらを使ってお話ししてもよろしいでしょうか」と、面接官に打診する方法もあります。
絶対に伝えておきたいことを資料に盛り込んでおけば、それらを漏れなく伝えられますし、この日のために資料を準備をしてきたことがアピールになるかもしれません。ただし、この方法が活用できるかは企業の面接のスタイル次第。事前にエージェントにどんな面接が行われるか?プレゼン資料を持ち込める雰囲気か?を確認しておくのがおすすめです。
Q. 人間関係がつらくて転職活動をしたいけれど、また同じことが起きそうで不安。どのように見極めれば良い?
同じ部署内や他部署の人、取引先の人など、関わる可能性のある人は無限にいるため、人間関係の問題はどこでも起こり得る可能性があります。
選考を受ける上で意識したいのは、少しでも自分に合う職場かどうか、なるべく多くの人から話を聞いて確認することです。人事担当者、現場のメンバー、役員クラスの人、エージェントなどさまざまな視点から、自分に合いそうか見極めると良いでしょう。
どうしても気になるようであれば、内定承諾前に「オフィスを見学させてほしい」「社内のメンバーと話す機会がほしい」という旨を伝えて、最終的な意思決定をする方法もあります。
Q. 他社の選考状況について聞かれた場合、どう答えたら良い?
具体的な企業名を伝える必要はありませんが、現在の選考状況を正直に伝えて良いでしょう。求職者が同時期に複数の企業の選考を受けていることはまったく珍しいことではないので、企業側も重々承知しています。しかし、採用担当者としては求職者が他社に流れてしまわないか確認しておきたいのです。
たとえば採用決定権がない面接担当者がこの質問をする場合、求職者からの回答次第では社内の決裁者の承認を急かすことができるため、この質問をしていると考えられます。
「◯◯業界の××というポジションで先日1社から内定をいただき、最終面接の結果待ちが1社あります」「××職として複数社の選考を受けており、最終面接を控えている企業が2社あります」と、伝え方次第では有利に働くこともあります。
内定・退職・入社について
Q. 内定をいただいた企業があるが、まだ選考を受けている企業もある。選考結果が出るまで企業ごとに時間差がある場合どうしたら良い?
もし先に第一志望の企業から内定を得た場合は、他社の選考を途中で辞退しても問題はありません。ただし、第一志望のA社から選考結果がまだ届いていない段階で、B社から内定通知があった場合、内定承諾の連絡を保留します。
もしA社からの連絡が遅れている場合は、いつごろに採用・不採用の連絡が来るかを確認する。B社に対しては内定承諾の連絡をいつまでに返せば良いか、保留期間を延長できないか打診してみましょう。
Q. 有給休暇が残っているけれど、退職日までに消化しきれない。どうすればいい?
引き継ぎ業務に追われ、退職日までに有給休暇を消化しきれない人は多くいます。企業によってはそういった退職者を対象に、未消化の有給休暇を買い上げる制度があります。制度の適用条件や1日当たりの金額はいくらか、会社に確認してみると良いです。
また、転職前と転職先の企業双方が二重就労を禁止していなければ、前職に籍を置きながら有給休暇消化中に転職先で働き始めることも可能です。ただし雇用保険に関しては二重加入できないため会社に相談する必要があります。
Q. リファレンスチェック(職歴調査)とは?
リファレンスチェックとは、応募書類や面接で聞いた内容にギャップがないかを第三者に確認することです。
コンプライアンスを遵守する企業であれば、必ず本人に承諾を得てからリファレンスチェックが実施されます。求職者が勤めている企業の直属の上司に対して、勤務態度や勤務状況などの確認をすることが多いようです。
書類選考前や選考途中に実施されることもあるため、現職に転職していることを知られたくない場合は、応募先企業にその旨を相談すると良いでしょう。
Q. 内定先からなるべく早く入社してほしいと言われた。希望に沿いたいがどう返答したら良い?
すでに退職済みでいつでも入社できるなら難しい問題ではありませんが、現職を続けながら転職活動をしている場合は、その場で入社予定日を確定するのは避けましょう。
交渉できそうであれば、「おそらく◯月中には退職できると思いますが、会社に相談してから改めて入社予定日についてご相談させてください」と伝えます。
転職エージェントについて
Q. 転職活動にかかる費用はいくら?
求職者の方はエージェントサービスを無料で利用できます。基本的に転職活動にかかる費用は、自宅から応募先の企業までの交通費のみです。
Q. エージェントに問い合わせたら転職活動が始まってしまう?
BOXの場合は、問い合わせたら必ず転職しなければならないということはありません。求職者の方にとって転職という選択が必要なのかを一緒に考えるところからもサポートしており、転職活動を強要することはありません。
エージェントと自己分析やキャリアの棚卸しをした結果、引き続き現職の仕事を全うすることを選んだ方は何人もいらっしゃいます。
Q. 転職エージェントを利用するデメリット、リスクは?
エージェントごとに紹介できる転職先の規模・業種・地域などが異なるため、紹介された求人が希望通りではないリスクがあります。
たとえばBOXの場合、超大手企業や外資系の企業へ求職者を送り出したケースは少なく、多くの方がスタートアップ・ベンチャー企業へ転職されています。
どのエージェントを利用するか迷っている場合は、紹介先企業の傾向をエージェントに問い合わせると良いかもしれません。
Q. エージェントから意図が不明な企業を紹介されることはない?
エージェントによっては、求職者に対する理解が浅い、どこかしらの企業に転職してほしい(≒自分の実績を作りたい)などの理由から、求職者が希望しない求人を紹介することがあります。信頼に欠ける言動があるなら、エージェントの変更を申し出たりサービスを切り替えたりすると良いでしょう。
ただし、本人の希望とは違う求人を紹介されるケースは珍しくありません。エージェントと一緒に自己分析をした結果から、「もしかしたら合うかもしれない」と提案するケースもあります。その企業を紹介する根拠が納得できるものであれば、新たな可能性を検討しても良いかもしれません。
Q. どんなエージェントが担当になるのか不安。
一般的に、エージェントサービスにコンタクトを取ってから初回面談までは、どんな人が担当がつくか分かりません。
しかしBOXでは、誰が転職活動のサポートを行うのかを透明化しており、エージェントのキャリア、得意領域、実績などをこちらからご覧いただけます。
もしBOXのご利用を検討される場合は、お問い合わせフォームから担当者をお選びください。なるべくご希望に沿うよう調整いたします。
BOXは、あなたの人生を見据えた転職支援を行います
BOXでは、スタートアップへの転職相談を受け付けています。多様なバックグラウンドを持つメンバーが、責任を持って全力で支援しますので、転職を検討している方はぜひご連絡ください。