見出し画像

20代半ばで事業を牽引。人材紹介事業責任者の石黒が、人向き合いに固執する真意

大手人材会社を経験し、個人自律型社会の実現という自身のWILLと、スピード感を持った自己成長を求めてBOXへ入社した石黒。

以前のnoteではBOXへの入社理由を話してくれましたが、その時点ではまだ入社1年目。そこからの快進撃は凄まじく、入社して2年が経過した現在、石黒のポジションは、BOXの中核事業である人材紹介事業の責任者です。

今回は、メンバー層からマネージャーへ最年少で昇格した石黒に、BOX内でのキャリアパスや、マネージャーとしてのやりがいを聞きました。


入社後10ヵ月で最年少マネージャーに

——石黒さんと言えば、大手人材企業の経験を活かし、BOX入社1年目からマネージャーに抜擢されました。どのように役割が変わっていきましたか。

2022年11月に入社して、最初はCA(キャリアアドバイザー)とRA(リクルーティングアドバイザー)として、求職者と企業双方と相対するエージェントをしていました。

それから10ヵ月後に3名のメンバーを見るマネージャーになり、初めてチームを持ちました。さらに、2024年1月からは6名、3月からは10名を見ていました。今年(2024年)の10月からは組織体制が大きく変わって事業部制を取るようになり、人材紹介事業部の事業部長として20人のメンバーをマネジメントしています。

戦略立案や事業部のKPI責任を負う立場となり、持てる予算、責任が日に日に大きくなっている実感があります。

——BOXの中では最年少でマネージャーになりましたが、最初は大変でしたか。

そうですね。マネジメント自体初めての経験で、当初は全体像が見えていませんでした。会社の戦略、チームの戦略、メンバーのこと、考えなければならないことがたくさんあり、意識が分散してしまいました。

特に人。どんな言葉をかけたら伝わるのか、非常に悩みましたね。業務で困っていることが明確にあるならそれに対処すれば問題ありませんが、「モチベーションが上がらない」といった悩みの場合は、どうやってアプローチすればよいか分からない。

そんなときは、自分が先輩方にどのようにモチベートされてきたかを思い返し、ほかのマネージャーに相談しながらメンバーと向き合っていきました。

——2024年9月、「事業部長になってほしい」と会社から言われたときはどうでしたか。

ありがたかったですね。短いスパンで役割を変えるという話は僕が入社したころからあって、メンバー層、マネージャー、事業を推進する立場など、入社時と比較して自分の役割がどんどん変わってきているのが面白いです。

共感しようとしない。それでも「人向き合いが強い」と言われる理由

——マネージャーとして大変だったことはありますか。

当たり前のことなのですが、メンバーの性格や特性に合わせてアプローチが変わる、という点に、初めは戸惑いました。たとえば、何かをお願いしたときに「納得はしていないが、役割としてまっとうしてくれる」という人もいれば、「納得しなければ動かない」という人もいる。それに合わせて、伝え方を考えていくのには苦労しました。

また、入社時から優秀だと感じたメンバーほど、マネージャーとしてのプレッシャーを感じていました。たとえばあるメンバーが入社した初月、できないことが多くて当たり前の時期なのに、フィードバックをしたときの顔が明らかに悔しそうだったことがありました。そのときに、すごい基準で働いているんだなと思ったんですよね。

理解するまで、納得できるまでアドバイスを聞きに来てくれるし、具体的なHOWを僕が伝えてしまったときは、「なぜ」までちゃんと聞きに来る。次の打ち合わせにはフィードバックしたポイントを必ず修正して持ってくるので、その成長速度に合わせて、自分もマネージャーとして成長していかなければならないという健全なプレッシャーがありました。

——メンバーと話していると、「石黒は人向き合いの力が強い」「メンバー思い」という話をよく聞きます。

びっくりです(笑)。なんで人向き合いが強いことになっているんだろう…..。

BOXには基本いいやつが多いので、仮にやりきれていないメンバーがいた場合、「さぼりたくてそうしているわけではなくて、何かやれない理由があるんじゃないか」と思ってしまいます。どんな障壁があるのか、感情的な部分を知りたいから聞きに行く。それが結果として「人向き合いが強い」と言われているのかもなと。

でもそれを何のためにやっているのかと言えば、かなりドライな言い方になってしまうけれど、その方が事業が前に進むから。人に向き合った先のコトに向かっている感覚です。

あとは、僕は今いる人材業界が好きだし、BOXが「挑戦者のために、挑戦者であり続ける」というミッションを掲げているのも好きなんですよね。BOXにいるメンバーも全員“挑戦者”。その挑戦者を支えるマネージャーという立場だからこそ、そこで働くメンバーには1日でも損をしてほしくない。がむしゃらに働いて、その経験を何かしらの資産にして幸せになってほしいと思っているので、メンバーに関わろうとしているのだと思います。

———石黒さん自身は、今の仕事のどんなところに面白さを見出していますか。

先ほど「メンバーの性格や特性に合わせたアプローチを選ぶのに苦労した」と話しましたが、それはやりがいや面白さでもあるんです。ビジョナリーに後押しする方がやる気が出るメンバーもいれば、今何が足りていないか、目の前の現実を整理して伝えた方が前に進みやすいメンバーもいる。そういう違いが、面白いなと思います。

話していると「見えた!」みたいな瞬間ってあるじゃないですか。「ああ、このアプローチで良いんだ」と相手の表情自体がフィードバックになると思っています。

また、自分のパーティーを組んで「事業成長」を攻略している感覚もあります。このメンバーとこのメンバーを組み合わせたら、コンボが生まれて、攻撃力が最大化されそうだなとか。超長期的に戦っていくなら、今のチームはここが弱点だなとか。そういうのを考えるのが楽しいんですよね。

人間関係を見たり、個人の感情に向き合ったりはしているけれど、その先にある目的は市場の攻略なので、メタ的な視点でメンバーの感情と向き合っているのかもしれません。

感情型か論理型かでいうと、僕は論理型です。論理型って人向き合いは強くなさそうじゃないですか。たとえば落ち込んでいる人がいたら、僕はその原因が知りたい。「何ができていない?」「こうやったら成果が出そうじゃない?やってみようよ」ってコミュニケーションをするんですよ。共感はあまりしない。

でも、課題の発見を楽しみ、改善の方法を一緒に探るのは本当に面白いので、周囲はそれを「人向き合い」と呼んでくれているのかもしれません。

転職エージェントは、プロダクトを持たないサービスです。言い換えれば、人を磨いていくことがサービスや品質を磨いていくことに直結する。だからマネージャーは、チームを磨いているように見えて、実はサービスそのものを磨いているんだと思っています。究極のコト向き合いなのかもしれません(笑)。

個の成長が加速する、BOXに合う人物像とは?

——最後に、BOXにマッチする人、BOXに来れば伸びる人を教えてください。

いくつかありますが、自責思考と執着心を持っている人は伸びます。人が諦めるタイミングで、執着してもう一歩踏み出せる人は、伸びるというか結果を出せる。

ほかには、なぜその業務があるのか、原理原則に興味を持てる人も伸びます。やはり仕事に対する納得感が自分の中にあるかどうかは、成長速度に起因すると思っていて。納得していないけど動くしかない、ではなく、納得するまで誰かに聞いてから動く。次のステップに進むために自分からアクションを起こせる人は、伸びるのではないでしょうか。

また、自らを動かすエンジンを積んでいるのも大事です。使命感や劣等感など、頑張ることができるエンジンが搭載されている人は、些細なことでは折れません。

もし今転職したい気持ちがあるのなら、「自分は今何に突き動かされているのか」を考えてみると良いと思います。



BOXでは、一緒に働く仲間を募集しています。ご興味のある方は、下記リクルートページよりご応募ください!