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「働く人を下支えする会社で、社会に価値創造をしたい」。大手企業から転職した石田さんが語るファインディの面白さ

大手企業で働き続けることにモヤモヤしているけれど、スタートアップへの転職は不安――。大手で働く方の中には、転職を視野に入れつつも、なかなか勇気が出ないと考える人も多いのではないでしょうか。

今回お話を聞いた石田さんは新卒で入社した大手小売企業に8年勤務し、2023年7月にシリーズCのスタートアップ、ファインディ株式会社(以下、ファインディ)に入社しました。同期の中で最も早い昇進を果たし、責任のあるポジションで働いていた石田さん。“安泰”とも言える環境を飛び出し、ファインディへやってきた理由は何だったのでしょうか。話を聞きました。

石田 祐大さん:写真右
2016年、大学卒業後新卒で大手小売企業に入社。26歳で同期内で最速で店長となり、28歳で店舗の都市部展開のプロジェクトを牽引。2023年7月にファインディに入社し、現在はFindy Freelance事業部でセールスを担当する。

新村 大悟:写真中央 石田さんの転職活動を支援したキャリアアドバイザー。

石黒 宏明:写真左 ファインディのリクルーティングアドバイザー。本記事のインタビュアー。


「自社の人だけではなく、より多くの人を助けられる仕事がしたい」。SaaSの概念との出会いが転職のきっかけになった

――石田さんは新卒で、日本で知らない人はいないと言えるほどの大手の小売企業に入社されました。なぜ前職を選んだのでしょうか?

実は僕はもともと「大手嫌い」みたいなところがあったんです。新卒の就活ではなんとなく大手を受けていたものの、きっとレールの上を歩んでいくような人生になってしまうんだろうな、と心のどこかで思っていました。

ただ、前職には大企業ながら100を超える職種があり、何歳になっても社内のいろんな環境でチャレンジし続けられると考え入社を決意。入社後は店舗に配属になり、最速のゼネラルマネージャーへの昇進を目指しました。

無事に27歳で店長になり充実した日々を過ごしてはいたものの、長く働くうちに、少しずつ視点が外を向くようになったんです。

――「視点が外を向く」とは、具体的にどういうことですか?

前職では約3万人が働いていたため、全社の仕組みにアプローチして効率を上げることが求められました。たとえば新たな施策を提案するときには、「これを改善すれば2分×3万人分の業務が短縮できる」という思考を持つことが重要視されていました。

あるとき、社内の改善のためにIT系ツールの導入検討を進める中で、初めてSaaSという言葉を知りました。それまでは社外のことを知る機会はほとんどなく、自分の働きかけによってどのように社内をよくできるかばかりに目を向けてきました。一方世の中には、自社で開発したプロダクトを広く世の中に届け、社内だけでなく、日本中の“働く人たち”を広く助けている仕事がある。そんな業界があることに大きなカルチャーショックを受けたんですよね。

当時の僕は、前職の中ではプロとしてのキャリアを歩めていたのだと思います。でも今後は、会社の看板がなくとも、自分の名前でプロになっていきたい。そう思うようになり、外に出たいと強く思うようになりました。

――それからどのように転職活動を進めていきましたか?

転職したいという思いはありましたが、30歳で初めての転職だったこともあり、転職市場についても、他社についても全く知らない状況でした。そのため、スカウトメールで連絡をくれたBOXの新村さんを頼り、思考を整理してもらいながら転職活動を進めていきました。

新村さんと話す中で明確になった転職軸は、「働く人に対してどういうアクションができるか」と「30歳以降のキャリアをどう歩めるか、自己成長できるか」の2つでした。

働く人を下支えする存在になりたい

――その後、どのように企業を探していったのでしょうか?

転職を考えるきっかけになったのがSaaS業界を知ったこと、「働く人を助けたい」という思いだったので、転職先としてもSaaS企業を中心に考えていました。ですが、BOXからファインディを紹介してもらったときに、「働く人を助ける」にもいろんなアクションがあると気づいたんですよね。

あるとき、「皆がSaaS企業に行くのもいいけれど、それよりもっと手前の、働く人を下支えする会社に入りたいな」と思うようになって。

――「下支え」について具体的に教えてください。

SaaS企業に入ってセールスをするとなると、わかりやすく「人を助けるプロダクト」を売る仕事になるわけですよね。一方、そのプロダクトを作っているのはエンジニアなどの開発人材。仮に開発人材が不足してしまっていたら、理想的な開発ができなかったり、思うように事業を拡大できず、せっかく作ったプロダクトが本当に必要とされる人たちに届けられなかったりしてしまいます。転職活動を進める中で、実際にそういう会社も多いと知りました。

エンジニアの採用を助けるファインディで仕事ができれば「働く人を助ける」を下支えでき、もともと憧れを抱いていたSaaS業界にも、すべての働く人に対しても価値提供ができる。そう思い、少しずつファインディに惹かれていきました。

――ファインディ入社への決め手になったことはなんでしたか?

決め手になったのは、最終面接でオフィスにお邪魔したとき。メンバーの働く様子を見させてもらったのですが、僕より若い人たちが技術職であるエンジニアたちと対等に話をし、自分でタスクを管理をしながらプロジェクトを推進していました。「こういうことしたいんですけどどう思いますか?」と上長にかけあっている声が漏れ聞こえてきたことにも「うわ、すげえ」と思ったんですよね。

その姿を見たときに「ここでなら自分の幅が広がっていきそうだ」と強く感じ、ファインディに入社することを決めました。

フィールドセールスが、1人目のエンジニアを送り出す

――現在のお仕事内容を教えてください。

現在は、Findy Freelance事業部でFS(フィールドセールス)を担当しています。FSは、マーケティング・インサイドセールスが設定してくれたアポイントにて商談を行い、成約を獲得する仕事です。一般的にはそこまでがFSの仕事なのですが、ファインディでは一人目のエンジニアの採用支援までをFSが行っています。

――どんなところにやりがいを感じますか?

2つあると思っています。ひとつは、「ファインディ」という会社を知らずに連絡をくださった担当者の方に対して、自分の会社について説明し、どんな風に役に立てるかを提案できる点です。

基本的に、ファインディに連絡をくださるお客様はファインディという会社に興味があるわけではなく、なんとかエンジニア採用を加速させられないかという課題感をもって、僕らのサービスに辿り着いてくれています。そこに対して、お客様のことを考え、一人ひとりに合ったご提案をできる。裁量が広く、自分の頭で考えながら仕事ができるからこそ、本当の意味でお客様に寄り添える。その点にもっともやりがいを感じますね。

もうひとつは、自分が受注したお客様に実際に1人目のエンジニアをご紹介できる点です。FSは、一番お客様の悩みを聞いて、どうすればそれが解決できるのかを一緒に考えられる立場。だからこそ、1人目のエンジニアを送り出せたときに「ありがとう」とか「導入するか迷っていたけどやってよかった」と言葉をかけてもらえると、とてもやりがいを感じます。

――一般的なThe Model型の営業では、FSが受注したあとはCS(カスタマーサクセス)にパスされますよね。どうして1人目の決定までFSが追うのでしょうか。

2023年末までの組織編成では、FSとCSの役割分担がはっきりしていて、CSチームは契約のある企業に対してどんどんコンタクトを取ってエンジニアを紹介していました。

ただ、そのスタイルだと「クライアントから久々に連絡をもらったけれど誰が担当者だったっけ?」「何に困っていたんだっけ?」とニーズがキャッチしにくくなってしまいます。そこで、2024年1月ごろに、FSとCSのチームが連携し、FSが商談でリアルな課題感を伺ったうえで1人目のエンジニアを送り出して関係を作り、それができてからCSチームにパスするスタイルになりました。

――なるほど。クライアントやユーザーの体験を考えた結果行われた組織編成だったのですね。

そうですね。ファインディはお客様にとってベストな形を、前向きに、スピード感を持って考え続ける会社なので、実は僕も入社してから半年で組織再編に伴ったポジション替えを3回経験しています。

ただそこにネガティブな気持ちはまったくなくて。僕自身は働く人に対して価値を提供できればよかったので、役割はFSでもCSでも何でもよいと思っていました。むしろスピード感を持って改善・チャレンジをする社風を、配置替えのスピードからも前向きに捉えていましたね。

配置替えを経験しているからこそ、企業の気持ちも求職者の気持ちもよく分かるFSになれている気がしていて、ありがたく思っています。

――「前向き」という言葉は、ファインディのバリューのひとつにもなっていますよね。

はい。ファインディはまだまだ若い会社なので、整っていない部分も多くあります。そういった部分に出会ったとき、あれもこれもできていないと後ろ向きになるのではなく「実現するためにはどうするのか」を皆で考える。ファインディにはそんな文化がありますね。

また、誰かが失敗してもそれを前向きに捉え、次に同じことが起きないよう根本を考え工夫する、という風潮も強いように思います。前向きな組織だからこそ、新しいことにも恐れずチャレンジできています。

たとえば小さな話ですが、FSではオフラインイベントへの参加はしたことがありませんでした。誰もノウハウを持っていないなかで、イベント参加がどのくらいのリード獲得につながり実際に受注に至るのか、まずは行って試してみたらいいんじゃない?となったんですよね。行ってみたら、成功か失敗かわかる。だからチャレンジしてみたら?と。

入社してまだ半年ですが、ファインディにはそういう小さなチャレンジの場が本当にたくさんある。前職で経験した5年間を超えるほどの経験を、この半年でできている感覚があります。

半年前までは「前職のプロ」だった自分ですが、ファインディでのいろんな経験をさせてもらえているから、セールスのプロ・石田祐大になるための成長を重ねられている気がします。

スタートアップのような成長環境と大手の安心感。ファインディにはどちらもある

――石田さんの目線で、今ファインディに入社すべき理由はなんですか?

ファインディはここからさらなる成長フェーズに突入して行きます。このスピード感は絶対に大手では経験できません。会社を大きくするために各所で制度を見直したり、新たに作ったりする1年になっていくので、そこに参画し組織作りを経験できるのは大きな経験になるのではないかと思います。

――やはり、大手とは違ったものが手に入るのですね。

そうだと思いますね。振り返ってみると、前職の僕は「大手にいる安心感」に浸ってしまっていたなと思うんです。転職を考え始めたときにも、せっかく入った大手なのにそれを手放してしまうのか?と立ち止まることも多かったように思います。特に、20代後半~30歳くらいの中堅層は、大手の環境の良さゆえに「いまさら全部捨てて変化する理由もないしな」って思ってしまうかもしれません。

でも、「大手にいるから安心って本当なのかな」って今は思います。たとえば安心の材料が給与や福利厚生なのだとしたら、ファインディも正直そんなに変わりません。むしろ、大手に居続けることで生まれるリスクもある。さきほどもお話した通り、僕は前職に居続けたらきっと「前職の石田祐大」にしかなれませんでした。それってある種リスクだなとも思うんですよね。

だから、今大手にいてモヤモヤしている人は1度外の世界に目を向けてみてほしいなと思います。いきなりシードフェーズのスタートアップにいくとギャップが大きすぎるかもしれないので、ファインディのように、安定感があり、スタートアップ同等のスピードで成長できる会社を調べてみるといいんじゃないかなと思います。

――最後に、ファインディはどんな仲間を探していますか?

前向きで明るいけれど、冷静さもある人でしょうか。明るさで周りを巻き込みながらも、状況に応じて一歩引いて冷静な意見を出してくれる人はきっと、事業成長のドライバーになってくれると思います。

それから、与えられた業務をこなすだけでなく自ら変化を求めて立ち向かっていける人。スタートアップはものすごいスピードで変化していく環境です。それを楽しみ、柔軟に対応できれば、どんな人でもやっていけます!

かつての僕のように、大手で働く人は外の世界を知る機会があまりありません。「転職しようと思う」と同じ会社の同僚や先輩に話したとしたら、自分を大切に思ってくれる人ほど真剣に引き留めてくれるはず。でも、その言葉を信じてずっと外の世界を知らずにいたら、自分の未来の可能性が狭まってしまうこともある。

外の世界を知るためには外の人と話すのが一番の近道。少しでもモヤモヤしているなら、まずはBOXに相談すると良いと思います。

そしてファインディは、新しいメンバーの受け入れ体制が整った会社です。自分なりのやり方でファインディを楽しみたい、と思ってくれる方を心からお待ちしております!

BOXは、あなたの人生を見据えた転職支援を行います

BOXでは、ファインディへの転職相談を受け付けています。ファインディの文化や制度、働き方など、長く続く関係のなかで得たネットでは得られないリアルな情報をお伝えします。もちろんご相談に乗るなかで、ほかの企業をご紹介することも可能です。多様なバックグラウンドを持つメンバーが、責任を持って全力で支援します。転職を検討している求職者の方は、ぜひご連絡ください。