SATORIの人事が語る、“全社で個人のキャリアに向き合う組織”とは
IT業界のスタートアップ・ベンチャーにおける採用・転職支援を得意とする株式会社BOX。BOXは、求職者・企業どちらにもフェアな、マッチング精度の高い転職支援を行っています。
今回は、マーケティングオートメーションツール「SATORI」を開発・提供するSATORI株式会社の経営管理部採用グループ・リーダーの佐藤さん、同グループ・採用担当の星田さんと、BOXの牧野・澤田にインタビューを実施。
BOXを利用してSATORIに転職し、“採用する側”としてBOXに関わるようになった佐藤さんと、時には採用戦略の上流から、BOXと壁打ちしてくださる星田さん。お二人に、SATORIのリアルを聞きました。
BOXからの紹介で、SATORIの人事へ
――佐藤さんは、2022年4月に、BOXを利用してSATORIに入社しています。どのような経緯でBOXを知り、利用していただいたのでしょうか?
佐藤:BOXが所属するSEVENRICH GROUPに、もともと知り合いがいて。ちょうど転職を考えている時期にその方と話し、BOXをつないでいただいたのがご縁の始まりでした。
当初は他のエージェントも並行して利用していたのですが、面談をするうちに、BOXの持っている情報の精度が圧倒的に高いこと、今手元にない情報も積極的に取りに行ってくれることに気づきました。それで、途中から他のエージェントの利用をやめ、BOXと一緒に転職活動を進めることを決めました。
――「情報の精度が圧倒的に高い」とは、具体的にどういうことですか?
佐藤:わたしはもともと大手企業にいたので、50~1,000人くらいの手触り感のある会社に転職したいと考えていました。大手に転職する場合、会社の雰囲気、条件などの情報はネット上で得られます。でも、ベンチャー・スタートアップ企業の場合ネット上に情報が少なく、その会社を知っている人に話を聞くしかなかったんです。そんなときに最適なのはエージェントだ、と考えていました。
でも、他のエージェントでもらえるのは「それは知ってるよ!」みたいな調べれば出てくる情報ばかりで、詳細を聞いても「わからないですね」で終わってしまうこともありました。一方BOXは「こういう面はどうなんですか?」と聞くと、どんなに初歩的な質問でも教えてくれましたし、その場でわからないことは「企業に聞いてくるので待ってください」と聞きに行ってくれたので、欲しい情報をいただける感覚がありました。すごくいろんなことを要求したけど、すぐに応えてくれていたんですよね。
――佐藤さんの転職支援をしていた牧野さんから見て、佐藤さんの印象はいかがでしたか?
牧野:“要求”というか、新しい場所に対しての“希望”は本当にいろいろありましたね。でも、ある程度方向性が決まっている方が僕らとしても実は支援しやすくて。僕だからこそ知れる情報も、佐藤さんが何を知りたいのかを明確にしてくれたおかげで得られたと思っています。
逆に、「なんでもいいです」と受け身になられてしまうと、マッチングの精度も落ちるし、中長期で見たときに希望のキャリアが叶えられるかわかりません。佐藤さんのように、主体的に「自分で自分のキャリアを作る」姿勢はすごくありがたかったです。
結果的に、SATORIさんが求めているポジションや役割、スキルセット、中長期で見たときに必要な能力などの期待値をすり合わせたうえで入社に至ったと思っています。
驚きから信頼へ。BOXとの関わりの中で生まれた印象の変化
――SATORIに入社した後は、SATORIの人事としてBOXに関わってくださるようになりました。候補者として関わっていたころと、印象に変化はありましたか?
佐藤:わたしが候補者だったころ、「距離の近いエージェントだなぁ」と思っていました。人事として関わるようになってからも、それは変わりません。積極的に情報を取りに来てくれる姿勢は人事側から見ても同じで。候補者側からも企業側からもギャップがないのは本当にすごいと思います。
星田:わたしがBOXのメンバーに初めて会ったときは、正直警戒していました。というのも、ほかのエージェントに比べるとコミュニケーションがすごくラフで(笑)。これまでは良くも悪くも「企業さんのご希望を聞きます!」のようなテンションのエージェントが多かったのですが、BOXはフラットに相互コミュニケーションを取ってくれて、ニュージャンルのエージェントだなと感じたのを覚えています。
――「コミュニケーションのラフさ」は他の企業からもBOXの特色として挙げられるポイントですが、ここは意識して行っているのですか?
牧野:そうですね。そもそもBOXは、表面上のコミュニケーションを嫌う組織です。企業と企業のお付き合いとはいえそこで働くメンバーは人と人。きちんと対話をして、お互いを知って関わっていきたいと思っています。
もしも相手企業のリアルを知らないまま紹介してしまったら、見えていなかったところが見えたときに候補者は「思っていたのと違う」となってしまう。でも、見えにくいところも最初から見えていたら、マイナスも分かったうえで入社出来ますよね。表面上の情報だけでなく、内部のリアルな情報、生の情報、企業の困りごとまで把握できていたほうが適切な人を紹介できますし、入社する人もその方がハッピーだと思っています。
星田:そうなんですよね。「この候補者は…」といった細かい話だけでなく、企業としての施策、考え方のような抽象度の高い話も、BOXさんは真摯に向き合ってくれます。そういうところが、他のエージェントとは違うように思いますね。
澤田:僕らとしては、SATORIさんはすごく僕らの気持ちもわかってくれる企業だと感じています。候補者が不安や懸念に思いそうなポイントも、すぐに補足の情報をいただける。候補者目線に立った細かな気配りがあるから、紹介しやすいんですよね。
“キャリアを一緒に創る”SATORIのすごさ
――BOXから見て、SATORIの魅力はどこにありますか?
澤田:候補者におすすめできるポイントが多いんですよね。しかも、ありきたりな良さだけじゃなく、どのポイントも個性が強い。
ひとつは、「SATORI」は国産のマーケティングオートメーションツールで、匿名客へのアプローチに強い。多くのマーケティングオートメーションツールがある中で、僕らが語れるくらい明確な強みが「SATORI」にはあります。
もうひとつは、従業員のことをすごく大切にしていますよね。「社会で選ばれる人材になる」という視点で従業員の「キャリア」とも向き合いそれを支える制度などもある。また、プライベートも含めて「キャリア」を考えているからこそ、有給休暇無制限(*)、家事代行サポートなど、プライベートと仕事を両立しながら働きやすい環境を作っていると思います。
*)「SATORIの働き方」https://recruit.satori.marketing/culture/
星田:そうですね。当社の代表的な考え方のひとつに「24か月キャリア」というものがあります。オファーのタイミングで「24か月キャリアプラン」を内定通知書と一緒にお渡ししています。
でもこれは、お渡ししたものを2年間運用し続けるというわけではないんです。翌年の目標設定のときはもちろん、Q(四半期)ごとの面談時など必要に応じて見直しが行われます。会社から「こうなってね」と伝えたいわけではなく、あくまでも「自分で24か月後の自分を見てね」のメッセージ。その文化はきちんと社員に浸透しているので、誰もが自然に、自分自身のキャリアに向き合っているように思います。
佐藤:SATORIでは「責任ある自由」という言葉もよく使われますが、「自分で決める」「自分で立てた目標の達成にむけて、自ら動く」、ここに向き合うことが責任にもつながっている気がします。自分が主体的にキャリアに向き合った結果、こういうものが得られました。だから次はこんな役割が、このくらいの給与がほしいです、とフラットに言えるんです。
星田:キャリアは、本来“提供してもらえるもの”ではなく、自分でつかみにいくもの。その姿勢をしっかり見せてほしいし、見せてくれたものに対して会社は全力で向き合い、支援します。その表れとして、当社では頻度高く、積極的に1on1が行われています。平均すると、1週間に1度くらいの頻度ですかね。それ以外でも、機会を望めばいつでも1on1の時間を割いてくれます。
新たな変革期に、社員全員で向き合う
――ここまでのお話から、SATORIでは誰かのキャリアを作ることに、社員全員で向き合っている印象を受けました。それが実現できているのはなぜですか?
星田:わたしが入社するより前ですが、代表取締役の植山が採用に入り込み、基礎を自分で立ち上げたのが大きいと思います。自分の目と手が届く規模のうちに制度を作り、植山が現場を離れた今もそれが継続して自走しています。
牧野:それは、僕らから見ていても感じます。植山さんはSATORIがまだ小さいときから「一人ひとりを大事にしよう」と言い続けていて、実際にやり続けている。だから、それがSATORIのスタンダードになっているんですよね。作ったものがいかに人事やメンバーに受け継がれるかも大切ですが、代表取締役である植山さんが変わらずに語り続けているというのが一番大きい気がします。
星田:植山の言葉には引力がありますよね。だから私たちとしても、選考フローの中で「ここは植山に話してほしい」というパートは明確にあります。たとえば、これから選考に臨む方に見ていただく会社説明動画も、私たちではなく植山だから伝わること、植山の視点だからこそ届いていることがある。今春に内容を刷新したのですが、そのときも植山はすごく協力的に動いてくれて、ギリギリまで、休日を返上して撮り直しをしてくれたりもしました。
佐藤:先ほどお話した1on1についても、植山はいまだにやっています。驚くのは経営層だけでなく、メンバーレイヤーとも1on1をしていること。忙しいから1on1を減らそうとか、効率化しようとか、そういうことは考えない。「一瞬1on1いいですか」って言われれば時間を作ってくれますし、人にはしっかり向き合うべきだと判断してそこにかかる時間と労力を惜しまない。植山のその姿勢が、いまのSATORIのカルチャーを作っていると感じます。
――2023年9月に創業から9年目に入るSATORIさん。今後について教えてください。
佐藤:数年前まではマーケティングオートメーションそのものが未開拓の領域で、企業との対話は「マーケティングオートメーションってなに?」の問いに答えるところから始まっていました。この数年で企業側のマーケティングに対する知識が深まり、企業側はこれまでの「“SATORI”を入れるか入れないか」だけの選択から、「マーケティング強化をする上でどのツールにしようか」という選択に変わってきています。
企業の持つ課題も多様化する中で、今までSATORIが提供してきたものが、その多様な課題に適応できているのかに向き合うタイミングが来ました。改めて顧客の声をきちんと聞き、その課題に応えられる事例を作っていこうというフェーズに入っています。
拡大期ならではの組織課題もさまざまありますが、この「変革期」を楽しめる人であれば、SATORIはマッチするのではないでしょうか。
星田:組織としてもプロダクトとしても「正解がない」SATORIの現状を前向きに捉えられるかは大切だと思います。全社でその時々の最適解を常に模索しますし、意識的にアンラーンにも取り組んでいます。
これまでの実績を振り返り未来へつなげるというサイクルが回り始めている今、変化が大きい環境でチャレンジしたい方にはぜひいらしてほしいです。
牧野:僕たちも、SATORIさんに良い仲間が増えるようお力添えできればと思っています。これからも一緒に、頑張りましょう!
BOXは、あなたの人生を見据えた転職支援を行います
「あなたのマーケティング活動を一歩先へ」をミッションに掲げ、新たな変革期への歩みを始めたSATORI。自身のキャリアを主体的に考え、成長企業で成果を残したいと考える人にとってぴったりの環境が、SATORIにはあります。
BOXでは、SATORIへの転職相談を受け付けています。SATORIの文化や制度、働き方など、ネットでは得られないリアルな情報をお伝えします。もちろん、ご相談にのるなかで、ほかの企業をご紹介することも可能です。多様なバックグラウンドを持つメンバーが、将来に関わる責任をもって、全力で支援します。転職を検討している求職者の方は、ぜひご連絡ください。