自らの手でエリートコースに終止符を打ち、理想とする「自分が信じた未来」へ。
澤田 拓真
株式会社Seven Rich Group採用支援事業部 /2021年4月入社
1995年9月15日生まれ 26歳
18新卒で東京海上日動火災保険に入社。初配属で札幌勤務となり、研修後の2年目にて北海道月間MVPを獲得。大手でのキャリアを歩んだのち、現在は自身の新たなる挑戦のために現職へ転職。
【海外で培われた、多様性と所属愛】
角田〉
ではでは、ヘッドが各メンバーにインタビューする企画第二弾として今回は拓真(新卒プロジェクト責任者)についてがっつりインタビューしていきたいと思います。では早速簡単に自己紹介を。
澤田〉
お願いします!僕は少し特徴的な経歴でして…。実はこれまで6つの都市で過ごしてきた過去があります。千葉で生まれて、幼稚園でシンガポールに行き、埼玉に戻り、中学はベルギーに行き、高校大学は東京に戻ってきて、社会人になってからは札幌で仕事をしていて、今は再び東京にいます。後でも話しますが、様々な土地で過ごせた経験が、僕の中の価値観を作っているのだなと思っています。学生時代は様々なチームスポーツを経験しましたが、高校球児として野球に打ち込めたのは良い経験でした。大学在学時は海外に住んでいたことがあるからか、海外への興味が強く、長期バックパックなど年に3回は海外に足を運んでいました。
学生時代でもう一つ忘れてはいけないのが、フラッシュモブの団体を立ち上げて、200人規模の組織へと成長・運営していたことが僕にとって非常に大きな経験でした。社会人になってからは新卒で東京海上日動に入社して、三年間法人営業と代理店コンサルをしてきましたが、自分自身の葛藤&理想と向き合い、現職のSeven Rich Groupに来たのが僕の経歴の概要になります。
角田〉
ありがとう。海外での経歴が長かったり、フラッシュモブの団体を立ち上げた経験とか、面白い環境で育ってきた拓真が大切にしている価値観や考え方は何になるの?
フラッシュモブ団体の引退式。前方左から5番目が澤田
澤田〉そうですね、人よりも多様性を受容できるようになったことと、愛国心(所属愛)が強くなったことだと思います。シンガポールは多国籍国家で様々な国の方々が、東京23区より小さい土地に共存しています。●●タウンのような確立されたコミュニティもありつつ、全体的には人種・バックボーンに縛られず交流をすることが出来る環境でした。自分たちのアイデンティティを100%主張しても許される許容性の高い国なんですよ。そこで幼少期を過ごせたことはとても大きかったと思っています。もちろん前提は個人ごとに違うのですが、国民性として、例えば中国の方は主張が激しかったり、主張を曲げない。インドの方は頭が良くて理屈っぽかったり。だけど、自分含め日本人は自己主張が苦手だったり、周りの空気を大切にしたりと。そんな感じで当たり前のように多種多様な価値観に触れることのできる環境だったんです。だからこそ、目の前の人がどのような価値観を持っているとか、どう自己主張するかとか、どうあるべきかとか、拒絶することなく受け入れることができるようになったと思っています。自分は何を考えているのか、はたまた目の前の人は何を考えているのか、それらを自然と受け入れ・大切にしたいという今の価値観が出来上がりました。
角田〉
いいね。拓真の柔軟性はそこからきているんだね。
澤田〉
そしてそんな環境で過ごしてきたからこそ、自分は日本人だという気持ちも強くなって、愛国心が強くもなりました。愛国心というか、自分が所属しているコミュニティや繋がりを大切にするようになりました!
角田〉
へぇ、面白い!なんで愛国心だったんだろう?逆に、海外の価値観を重んじ始めたり、海外が好きで日本人の価値観に対して抵抗感持つ人も多いイメージだったりした。
澤田〉
確かにそうですね、なんでだろう。ただ、様々なカルチャーに触れることが出来る環境でも、僕が育った主な環境は日本の、漫画もそうだし、食もそう。海外の方がそれらの日本のカルチャーにとても興味を持ってくれて、日本のものを好きになる海外の人が多かった。だからこそ日本に誇りを持つことが出来たし、自分が所属しているコミュニティや環境・バックボーンを大切にしたいと思いました!僕、自分の高校や大学も大大大好きなんですよね、転職した前職も今だに大好きですし。所属愛が強いタイプです!
角田〉
なるほどね。他には拓真が大切にしている価値観や考え方はある?
海外旅行の一枚。幼少期から様々な国を旅行させてもらっていました。
【過去を受け取め、現在・未来を生きる】
澤田〉
過去を大切にして、今と未来を生きていくということを意識して日々を過ごすようにしています!
角田〉
ほう、というのは!?
澤田〉
僕の考えとして、現在の自分を作っているのは過去の自分だし、未来の自分を作るのは現在の自分だと思っているので、過去と向き合った中でどういう意思決定をしていくのか、どのように今日を過ごすのかを大切にするようにしています。だからこそ目の前の人がどんな過去を生きてきて、その人を形成しているかなど、気になっちゃいますね。過去をネガティブに捉え、縛られていたりする人がいるともったいないなぁと思ってしまったり、過去を含めて自分を好きでいてほしいなって思います。
角田〉
なるほどね。
あと一つ聞きたいことがあって。拓真の話を聞くと様々なことに積極的に挑戦している印象を持っていて。不確定要素の多い状況下でチャレンジできるのって何でなのかな?拓真はそこへのエネルギーすごいなって感じているんだよね。なかなか踏み込めないじゃん。踏み込めない人も多いし、踏み込んだけど踏み込み弱いとか。後退りしてしまったりね。でも拓真はそうじゃないから、どんな価値観が後押ししているのかなって気になってるんだよね。
【失敗したくはないビビりなかっこつけ野郎】
澤田〉
そう見て頂けるのはとても嬉しのですが、僕は根からのチャレンジャー気質ではなく、とてつもなく保守的でビビりで臆病なんです。ただ、恥ずかしいのですが前提とてもかっこつけなんです(笑)。だからこそ、もしかしたら人よりも興味の範囲が広く、様々な経験を自分の糧にしたいという思いは強いのかもしれません。経験幅が広い人に憧れる傾向もあり…!ただここがなかなかに難しく、かっこつけだからこそ前提失敗を人に見せたくない人間で。海外へのバックパックやヒッチハイク、フラッシュモブ団体の立ち上げなどしてきましたとかお話しすると、「行動力とチャレンジ精神凄いね」って思われがちなんですけど、そんなに凄いものではなくて…。毎回めっちゃビビるし、えげつないほど準備するし、最悪の事態を想定してアクション考えてました。小さいころからビビリで、ナイーブで、一歩目遅いんですよ。それは失敗したくないし、良い光浴びていたいし、カッコ悪いとこ見せたくなかったのでそうなっていました。だけどその準備や、失敗しないストーリを限りなく考えていくので、一歩踏み出したのであれば、割と力強く進んでいけるのかもしれないです。
インドバックパック旅行中、ガンジス川付近での写真
角田〉
そんな一面があること知らなかった。フラッシュモブとかバックパックとか行ってるじゃんって思ったけど、確かに転職活動もちゃんと時間かけて内省して、意志や方向性が固まってから動き出していたもんね。十二分に石橋叩いていたね。
でもそれって、なんとなく悩んでいるとか、考えている風の人と比べると、むしろそっちの方が近道だったりもするよね。
澤田〉
そうなんですね。それこそフラッシュモブの団体を立ち上げる時もまさにで。メンバーを募集する前に、まずは発起人3人の理念や想いを確認し合い、それこそMission、Visionですよね(笑)。団体の理念とMVVなるものを明確に定義し、運営していく組織形態もすべて用意してからメンバーを集めていきました。
プロポーズフラッシュモブでの一枚。
角田〉
まさに、株式会社と同じだね。組織としてMission、Visionがあって、そこに人が集まって、集まった異なるエネルギーが社会に良い影響力を持ち始めている構図と一緒だね。
そんな中で、改めてにはなるけど拓真はこの4月に転職でSeven Rich Groupに来てくれて。その転職のきっかけは何だったの?
【きっかけはありたい自分に近づくため】
澤田〉
転職の一番のきっかけは、前職だと自分のありたい姿に近づくのが難しいと思ったからですかね。というのも自分自身の中ではフラッシュモブ団体を運営していた経験が大きくて、組織が200人以上いる中で、俯瞰的に組織をみて、全てのことに責任を持ちつつ、メンバーに権限移譲したり、意思決定に関わったり。はたまた所属しているメンバーに幸せになってほしくて、そのために惜しみなく時間を投下したり。自分自身が組織の心理的安全性を作って、メンバーと共にチャレンジしている感じがすごく良かった。社会人になってからも、あの頃と同じような経験をしたいなと強く思うようになりました。前職では、入社前と入社後のGAPはほとんどなく、満足感のある社会人生活を送っていましたが、組織の上流に行き、自分が思い描くポジションに辿り着くのは、ある程度の時間がかかるのと、行った際に思うほど自由にできそうにない現実を目にし、新しい場所で挑戦しようと決断しました。
角田〉
なるほどね。その中でSeven Rich Groupを選択した背景には、どんな意思決定があって、どんな風にGroupを見ていたの?
【成長の振れ幅】
澤田〉
自分のキャリアを考えた時に、20代のうちに挑戦したいことが2つありまして、1つは事業責任者の立場になり、事業と組織を伸ばしていく経験をしたかった。もう一つは自分自身の人脈を広げたかった。この二つをSeven Rich Groupでは経験できる、成長の振れ幅がすごそうと思ったので2つ目のキャリアとして選択をしました。
Seven Rich Groupには20の事業部があり、各事業部がそれぞれ異なる分野でサービスを提供していて。言い換えれば同じグループに経営者が20人いる環境だなと。自分自身が目指したい姿のビジネスマンと同じグループで働ける環境は、僕にとってベストな場所でした。
またスタートアップ/ベンチャーに強い会計事務所が母体というのも、社外との繋がりが他社に比べて強く、自分が今まで関りが少なかった業界・領域に携われるというのも大きな魅力でした。
角田〉
間違いないね。拓真はその他にも、スタートアップ企業などを見ていて、内定もいくつか出ていたと思うのだけど、選ばなかった理由は何になるのかな?
澤田〉
他社であると、あくまで組織の中のメンバーの一員になってしまう感覚がありました。裁量権は増えるけど、あまりやること自体は変わらないかなって。それは内定を貰ったどこの企業にも共通して感じてしまっていたことで。そういう意味で、Seven Rich Groupにある余白に魅力を感じたんだと思います。あとは純粋に光史さん(角田光史:採用支援事業部代表)に魅かれたってのも意思決定の要因です。
角田〉
確かにSeven Rich Groupには良い意味での余白があるよね。挑戦することで自分で取りに行ける環境が確実にある。
話変わるけど、拓真はハードシングスってあるの?たくさんある気がするんだけど。
【ハードシングス】
澤田〉
それが、僕無いんですよね。あるって答えたい人間なんですけど…。多分僕の性格も関係していて、先ほど話した通り、死ぬほどビビりで不安症で、保守的なのがあり、大きな失敗をしたことがない。というより大失敗しないようにコントロールしてきている側面があったと思います。一つ一つ大変なことは多かったし、それこそ海外に引っ越して、新しいカルチャーを受け入れることも割としんどかったし、フラッシュモブを立ち上げてから卒業までも大変な時は多かったです。ただ今こうして振り返った時に辛かったなぁってことはないんですよね。良い意味で全てポジティブ変換して生きてきたから、ハードって整理をしていないのもあると思います。
角田〉
なるほどね。なんか拓真っぽいなぁ
準備力なのかもね!いつからそれは備わっているのだろう?
澤田〉
うーん、なんだろ。でも今思うと、父が厳しかったってのがあるのかも知れません。小さいころから野球やってて、親父が野球チームのコーチをしていたんですよ。だからこそ練習中怒られる回数も多くて、、しょうがないんですけどね、それが小さい頃すごく嫌いだった。人の前で怒られたくないし、泣きたくないし。そのために怒られないようにはどうすればいいんだろっていう回避思考をする癖から、成功確率を上げる準備力が備わったんだと思います。それが良い意味での保守性に繋がっているんだと思います。
角田〉
生い立ちから出来上がっているんだね。これだけ拓真と話してきたけど、知らない一面がまだたくさんあって面白いね。今はマネジメントであったり、今後事業を作っていく立場になるから、これから直面するであろうハードシングスが楽しみになってくるね。
澤田〉
そうなんですよ。今回の転職の決断と、Seven Rich Groupで成功しなきゃいけないといことが僕にとって1番のチャレンジになりそうです。これだけ不確定要素が高い段階での意思決定は今までありませんでした。一種の約束されている東京海上日動のキャリアを転換して挑戦しているからこそ、後悔するような日々を過ごしていたらダサいですからね。だからこそ今まで以上にアグレッシブにチャレンジできていると思っています。このヒリヒリ感がめちゃめちゃ楽しい。
角田〉
いいね。
そういえば、東京海上日動からの転職ってどんな気持ちだったの?見る人によってはエリートコースだったと思うから、そのキャリアを変えるってなかなかレベルの高い意思決定だと思うんだよね。
前職最終出社日の同期との1枚
【小さな成功体験の積み重ね】
澤田〉
よく言われます。ただ、前職に残っているとある程度向こう10年の自分が見えてしまって、それが僕にとってはとても退屈なもので。そこを大きなリスクと感じてしまいました。
その中での意思決定は自分としては良い意味でポジティブに選択を振り切れた部分があると思います。僕が一歩踏み出せる理由には、準備力という側面もあるのですが、それと同時に最後背中を押してくれるのは、これまでの小さな成功体験の量だと思っています。自分の経験してきたことを失敗というカテゴライズにしていないことも功を奏し、あれもこれもポジティブ変換して、小さな成功体験が自分の中に積み重なっています。東京海上日動の中で中央大学出身者ってとても少なく、学歴カーストの中では最下位なんですけど、初任地で結果を残せたことなどが、一種楽観的なのですが、自分なら大丈夫でしょうとポジティブ変換できていたと思います。中にはネガティブで終わる挑戦もあるのですが、その経験を次に何に繋げようかを意識しているので、最終的にすべてが小さな成功体験の糧になるよう、都合の良いように思考転換していることが今までの意思決定の後押しをしているかもしれないです。
角田〉
過去に向き合うっていう拓真の価値観通りだね。そんな拓真がセカンドキャリアでなぜ人材紹介やっているのか、みんな気になるんじゃないかな。ここはどうしてなの?
澤田〉
正直、最初は人材系には興味がありませんでした。採用支援も同じく。でも、Seven Rich Groupに入社して、人材紹介に関わる中で見方が変わってきた。人材紹介業は僕自身が経験したかった人脈を広げるという所に密接に関わっていて。それこそ僕自身も光史さんの考えと同様に、素敵な人と繋がれて、応援できて、自分の好きな会社で活躍してくれることが嬉しいし、将来的にそういう人たちと事業作っていきたいなと思っているんですよね。
角田〉
本当にそうだよね。人材紹介はそれらを実現できる可能性を大いに秘めている。
澤田〉
ですね、だからこないだ光史さんのnoteすごくいいなって。めちゃめちゃ共感しました。
角田〉
ありがと。でもその辺全部知って入ってきてるからね拓真は。
澤田〉
たしかに(笑)
入る前から伝えてもらってましたもんね。
角田〉
あそこまで解像度高くなかったけど、多分拓真に伝えていたことってそういうことで、断片的だけどちゃんと受け取ってくれて、繋げてくれたからそういう認識になっているよね。
最後に、拓真はこれからSeven Rich Groupで何をしていきたい?あとは今の段階で、拓真は将来どうなりたいとかは考えているの?
【これから挑戦していくこと】
澤田〉
思い描いている未来を勝ち取るために、まずは事業責任者のポジションにチャレンジしていきたい。それでいうと、自分が納得できるドメインだったら正直どこでもいいとも思ってはいます。そのために今できることを一つ一つ積み上げていきたいですね。
また僕の最終ゴールは、自由に生きる選択を自分の決断で責任を取れる人間になることです。さらに求めるとすれば、同じ志熱量持った仲間と共に戦っている状態も作っていきたい。これは大生さん(グループ副社長)が言っている世界観に近いと思います。自由と責任を大切にしていきたい。
角田〉
間違いないね、グループのテーマだもんね。
それでいうと今は責任者として新卒プロジェクトを回していて、将来につながる挑戦をしているよね。今後事業化もしてきそうだけど、どんな想いで取り組んでいるの?
澤田〉
自分自身が新卒就活の時、選択肢がそこまで多くない状況で意思決定をしてしまった経験がありました。大手のリーディングカンパニーにいくことしか頭になくて、メガベンチャーとか外資とか選択肢に強く入っていませんでした。その選択肢を持った上で、東京海上日動に入社していたら、もっと違う世界観になっていたのかなと思ったりしたこともあり。職業柄学生や後輩たちと関わることも多く、同じような課題を抱えている現状を多く耳にするので、その負を解決していきたい想いは強いですね。
角田〉
いいね!ありがとう。
澤田〉
だから自分が愛のある中大とか、自分が生活した北海道が関わるプロジェクトは自然と熱量が生まれてきますよね。
角田〉
なるほどね、ここも所属愛だね!だからこれほどまでにエネルギッシュに走れてるんだね。じゃあ最後に今後の意気込みを聞かせて!
澤田〉
短期的には事業を任されて伸ばせる人、中長期でいうと自由と責任を取り続けられる人間になっていきたいと思っています。自分が思い描く未来のために、今日までの自分を信じて、日々自分をアップデートしていきたいですね!
角田〉
ありがとう。色々と拓真のことを聞けて楽しかった。
これからも一緒に頑張っていこう!
P.S
採用支援事業部では新しい仲間を募集しています。事業にチャレンジしたい人、自分の可能性を信じて目の前とにかく頑張りたい人、ご連絡お待ちしています!
■応募フォーム